塩野瑛久「光る君へ」で大河初出演 劇団EXILEで頭角「やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる」

2023年07月25日 12:01

芸能

塩野瑛久「光る君へ」で大河初出演 劇団EXILEで頭角「やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる」
一条天皇を演じる塩野瑛久(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(35)が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、劇団EXILEの俳優・塩野瑛久(28)が一条天皇役で出演することが分かった。25日、同局のドラマ公式ツイッターで発表された。
 塩野が演じる一条天皇は、道長(柄本佑)の甥で、幼くして即位した66代天皇。入内した道隆の長女・定子(高畑充希)を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子(見上愛)も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。理性の勝った性格の一方、文学が好きで、紫式部の源氏物語に強い興味を抱く。

 塩野は、一条天皇の印象を「『紫式部』や『清少納言』そして『安倍晴明』。誰もが知る人物たちが活躍した時代を築いた帝の一人でありながら、人間臭さが見え隠れする魅力的な人物なのだと思わされました」と語り「真面目で思慮深く、それでいて愛情深い。そんな一条天皇を演じられることが本当に、本当にうれしいです」と感謝。「定子への想いや彰子との関係性の一つ一つを取りこぼさぬよう大切に生きたいと思います」と意気込んだ。

 また、「今回オーディションを受けさせていただきました。過去何度もオーディションというものを受けてきましたが満足いく結果が得られたことは少なく、自分の実力不足に幾度も落胆してきました。大河ドラマという様々な年代の方に愛される作品に携わることができ、やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる。そう思っております」と、念願の大河出演に感激。「自分で言うものではないと思いますが、知名度的にも抜てきいただいたと言わざるを得ません。誠意をもって向き合い、地に足つけて挑みたいと思います」と決意を新たにした。

 「光る君へ」は、連続テレビ小説「ふたりっ子」「オードリー」や「セカンドバージン」などで知られる大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。平安中期、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来18年ぶり2作目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来16年ぶり2作目の大河出演にして初主演となる。
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