渡辺明九段が3組準決勝で快勝　第73期ALSOK杯王将戦

　将棋の第73期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）2次予選は25日、東京都渋谷区の将棋会館で3組準決勝の1局を行い、後手の渡辺明九段（39）が深浦康市九段（51）を86手で下した。 　王将を通算5期保持しながら、前期の挑戦者決定リーグで1勝5敗と陥落した渡辺は、第66期以来、7期ぶりの2次予選登場。7番勝負挑戦歴のある深浦を相手に持ち時間（各3時間）を1時間5分余しての快勝だった。

　渡辺はリーグ入りをかける決勝で佐藤康光九段（53）―横山泰明七段（42）戦の勝者と対戦する。