松竹、市川段四郎夫妻の葬儀・納骨を報告　猿之助容疑者の報道を鑑みて「公表を差し控えていた」

　松竹は26日、5月18日に東京・目黒の自宅で亡くなった市川段四郎夫妻の葬儀を5月下旬に執り行い、四十九日法要と納骨を終えたことを公表した。歌舞伎俳優の市川猿之助（本名喜熨斗孝彦）容疑者（47）は、自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の疑いで再逮捕されている。 　松竹はこの日、市川段四郎後援会からの文書を送付し、葬儀について「謹んで公表させていただきます」とともに、猿之助に関し「引き続き、お客様をはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしておりますことを弊社からも重ねて深くお詫び申し上げます」と記した。

　市川段四郎後援会は、「先般来、市川猿之助に関する一連の報道におきまして長年御贔屓くださいました皆様、関係各位へ多大なるご迷惑ご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます」と記した上で「市川段四郎、延子夫妻の葬儀につきましては、去る5月下旬に近親者のみの家族葬にて執り行い、ともに茶毘に付されました」と発表した。

　公表の時期については「昨今の状況にも鑑み、これまで公表を差し控えさせていただいておりましたが、今般　四十九日法要、納骨も終わりましたので、謹んでご報告させていただく次第でございます」と報告。「皆様からの生前の市川段四郎夫妻へのご厚情に深く感謝を申し上げます」と感謝を記した。

　今年5月18日午前10時15分ごろ、マネジャーが2階リビングで倒れていた猿之助容疑者の両親を発見。猿之助容疑者はクローゼット内で意識がもうろうとした状態だった。猿之助容疑者は、6月に母親の自殺を手助けしたとして逮捕された後「両親の自殺を助けたことに間違いない」と供述。今月18日、父親の自殺を手助けしたとして同容疑で再逮捕された。