ススキノ頭部切断事件、容疑者娘と被害男性間でトラブルか 弁護士「警察に相談してほしかった」

2023年07月26日 15:15

芸能

ススキノ頭部切断事件、容疑者娘と被害男性間でトラブルか 弁護士「警察に相談してほしかった」
東京・赤坂のTBS Photo By スポニチ
 国際弁護士の清原博氏が26日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、札幌市内のホテルで、頭部が切断された男性の遺体が見つかった事件について自身の見解を示した。
 札幌・中央署捜査本部は25日、死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いで逮捕した職業不詳田村瑠奈容疑者(29)と父親で精神科医の修容疑者(59)の同市厚別区の自宅から、被害者の頭部を発見したことを明らかにした。同じ容疑で母親のパート従業員浩子容疑者(60)も逮捕した。頭部が持ち込まれていたことを知っていた疑いがある。

 番組では捜査関係者への取材で、瑠奈容疑者と被害者との間で事件前からトラブルになっていたと伝えた。警察は修容疑者、浩子容疑者もトラブルを把握した上で犯行に関わっていたとみて調べている。

 警察は瑠奈容疑者が死体損壊などを実行した疑いで調べており、修容疑者は瑠奈容疑者の送迎や、一緒に刃物やスーツケースを購入したとみている。清原氏は「仮にトラブルがあったとして、父親が被害男性に会うなと言ったとしても会っていた、ということがあったとして、だからといって殺してしまおうとか、瑠奈容疑者が言い出したりしたら、父親や母親は普通止めるわけですよね」と疑問を呈した。その上で、「それができない状況にあるということは、いろんな理由が考えられますけど、瑠奈容疑者のプライバシーを守ろうとしたのかもしれない」と、自身の推測を口にした。

 近年の警察の調べは、被害者のプライバシー保護を強く意識しているといい、「一般論で言うならば、たとえば性的な被害者がいたとした時に、警察はその被害者が二次被害を受けないようにプライバシーを保護しようということは徹底してます」と指摘。「もしそういうことで警察に行くのをためらったとしたら、残念なこと。警察に相談に行ってどうしたらいいかということを、父親としてはやってほしかったと思います」と残念がった。
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