藤井聡太王位が4連覇王手!佐々木大地七段に3連勝、21歳初対局で白星「構想が難しい将棋だった」

2023年07月26日 19:00

芸能

藤井聡太王位が4連覇王手!佐々木大地七段に3連勝、21歳初対局で白星「構想が難しい将棋だった」
4連覇に王手をかけた藤井聡太王位(撮影・我満 晴朗) Photo By スポニチ
 将棋の第64期王位戦7番勝負第3局は26日、北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」で第2日が指し継がれ、先手の藤井聡太王位(21)=王将、名人、竜王、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が挑戦者・佐々木大地七段(28)を131手で下し、シリーズ3連勝で4連覇に王手をかけた。
 第4局は8月15、16日に佐賀県嬉野市で予定されている。

 19日に21歳となってから初の対局の藤井はエース戦法の角換わりで臨み、佐々木は右王で対応。第1日は午後から長考合戦となり、第2日も佐々木が66手目に2時間32分の大長考を演じるなど濃厚な内容となったが、中盤の出口付近から藤井が徐々にリードを広げて逃げ切った。

 藤井王位は「中盤にかけてどういった形で攻めを見せていくか構想が難しい将棋だった。方針が定まらないまま指してしまったので、そのあたりは課題が残った」と振り返り、第4局へ向けて「後手番になるのでこれまで以上にしっかり準備をして良いコンディションで臨みたい」と意気込んだ。

 現在7冠を維持している藤井は残る王座戦を制せば前人未到の全8冠制覇となる。8月4日には挑戦者決定戦で豊島将之九段(33)と対戦。勝てば例年9月開幕の5番勝負で永瀬拓矢王座(30)と激突する。
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