菅井八段、王将リーグへあと1勝!服部六段に210手の熱戦で勝利 A級唯一の振り飛車党

2023年07月26日 18:34

芸能

菅井八段、王将リーグへあと1勝!服部六段に210手の熱戦で勝利 A級唯一の振り飛車党
菅井竜也八段 Photo By スポニチ
 本社主催・第73期ALSOK杯王将戦2次予選が26日、大阪・関西将棋会館であり、菅井竜也八段(31)が服部慎一郎六段(23)に210手で勝利し、2次予選決勝へ進んだ。菅井は振り飛車党唯一の順位戦A級棋士。決勝では広瀬章人八段(36)と対戦し、初の挑戦者決定リーグ入りを目指す。
 振り駒の結果、服部が先手になり、四間飛車に振った菅井との相穴熊へ進んだ。服部は前期、棋士の最低段位・四段でリーグ入り。四段でのリーグ入りは第66期の近藤誠也七段(27)以来6期ぶり4人目だったが、2勝4敗でリーグから陥落。今期初登場だった。

 菅井は74手目△8八角成と大駒を切り飛ばして踏み込んだ。124手目△8九同金に服部が▲同王と応じ、敵王を先に穴熊から引きずり出した。136手目、△7六金で服部飛車を捕獲し、142手目△6九飛と服部王の背後から王手をかけて以降、中段王への包囲網を狭めていった。

 菅井は今春、第8期叡王戦5番勝負で藤井聡太叡王(20)=王将、名人、竜王、王位、棋王、棋聖を含む7冠=に挑み、1勝3敗で敗れた。王将戦ではそれ以来のタイトル挑戦をにらむ。今回7期目の進出にもかかわらずまだ突破がない、2次予選からの卒業を期す。
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