石山アンジュ氏 ビッグモーター不正、損保ジャパンは「もたれ合いの中で厳しく追及できない関係性が」
2023年07月27日 14:43
芸能
今回の問題では、ビッグモーターに2011年以降に11人の出向者を出し、工場長による不正の指示と報告書が書き換えられた可能性を把握しながらビッグモーターへの事故車の紹介を再開していた損保ジャパンが、一連の対応を検証するため外部の弁護士による調査委員会の設置を決めている。損保ジャパンの白川儀一社長は25日、紹介再開の判断について「ここまでのことが行われているとは想像していなかった。再開の判断はあまりに軽率だった」としている。
番組では、ビッグモーターの関東エリアの元工場長の「損保会社とビッグモーターの関係というのはかなり深い。背景にあるのは自賠責保険と入庫紹介の関係」というコメントを放送。元工場長によると、損保会社がビッグモーターに修理車両を1台紹介すると、ビッグモーターは自賠責を5件を与える「1入庫5自賠責」という慣習があったという。ちなみにビッグモーターの経営計画書には「自賠責保険の取引実績に応じて修理が必要な車の紹介を強く要請する」とされている。
司会の羽鳥慎一が「出向に人数を見るとやっぱり損保ジャパンが結びつきがちょっと強いかなという気がしますけれどもね。ここの部分はいかがでしょうか?出向者がちょっと損保ジャパンだけ多いですね、というところです」と聞くと、石山氏は「私も5000人規模の役員を今させてもらっているんですけれども、こういった内部告発とか不正の可能性の件があったら臨時取締役会を開いて徹底的に追及するはずだと思うんですよ。だって外に出たら本当に一大事だから。でもビッグモーターが“連係ミスですよ、現場の”といった形で飲み込んでしまうということ。やはりもたれ合いの中で厳しく追及できない関係性があったのではないかと疑ってしまいかねないと思いますね」と自身の見解を述べた。これに対し、羽鳥アナは「可能性ではありますが、そう考える余地が生まれてくるということです」と話した。