亀井正貴弁護士 ビッグモーター、社内LINE削除に「証拠隠滅を疑われても当然だろうと思う」
2023年07月27日 15:39
芸能
一方、ビッグモーターの一部店舗前で、街路樹が枯れ、その後伐採されていた問題で、埼玉県は管理する道路沿いの店舗を対象に、枯れた経緯などの確認に乗り出した。群馬県太田市でも、国道354号線沿いの歩道に植えられていた街路樹17本が枯死していたことが判明。現場は太田店の前で、県土木事務所の調査で土壌から除草剤の成分が検出され、県警に被害届を提出した。名古屋市も街路樹が不自然に枯れた店舗前の土壌調査を検討していることが分かった。今後、影響が広がる可能性がある。
亀井氏は、社内連絡用のラインのアカウントを削除したことについて「過去の使い方の問題と、今後どう使うかという問題と分けて考えなければいけない」とし、「ラインというのは当然、業務連絡で便利ですから使うこと自体は問題はないんです。ただ本来の所定内労働時間以外のところまでやるようであれば、労働を過酷にするわけですからそこに問題はある」と指摘。そのうえで「ですから、すでに行われたラインの内容はおそらくパワハラの可能性や、場合によっては侮辱罪が成立するような可能性とか、あるいは労働時間に関する、労働問題にとっては非常に重要な証拠になり得るものですから、それを削除するというのは証拠隠滅を疑われても当然だろうと思う」と自身の見解を述べた。
今回の問題で、ビッグモーターに出向者を出し、工場長による不正の指示と報告書が書き換えられた可能性を把握しながらビッグモーターへの事故車の紹介を再開していた損保ジャパンは、一連の対応を検証するため外部の弁護士による調査委員会を設置した。