自民・松川るい氏、仏研修“炎上”写真を削除も「問題だとは思ってない」「日本でいえば国会議事堂見学」

2023年07月31日 09:18

芸能

自民・松川るい氏、仏研修“炎上”写真を削除も「問題だとは思ってない」「日本でいえば国会議事堂見学」
松川るい氏ツイッターアカウント(@Matsukawa_Rui)
 自民党・松川るい参院議員(52)が、31日までに自身のツイッターを更新。物議をかもしている党女性局の所属議員らによるフランス研修について、一部写真を削除した意図を明かした。
 女性局は今月末に海外研修のためフランスへ出発。同党の今井絵理子参院議員は「フランスの少子化対策や子育て支援などの視察や意見交換をさせていただきます」と、研修の目的を説明した。現地で国会議員らとの意見交換会を行ったとする様子も写真付きで公開した。

 一方で、局長の松川るい参院議員のSNSには、エッフェル塔の前でポーズを取ったり、集合写真を撮ったりと、旅行を楽しんでいるかのようにも取れる様子が上がっており、国民からは批判の声が相次いで上がった。

 これらの声を受け、松川氏は写真を削除。続けて「自民党女性局の海外研修についての私のSNS投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております」と謝罪。自民党女性局の研修については「5年に一度程度、全国女性局の皆さま(地方議員が主)と共に海外視察に行き、課題について見聞を広め政策や今後の活動に活かしていくことを目的にしております。38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々であり国会議員の参加は私含め4人です。費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています」と説明した。

 「今回のフランス研修は、少子化対策、政治における女性活躍、3歳からの幼児教育の義務教育化などについて、フランス教育省、少子化担当行政部門、有識者、上院議員、下院議員と意見交換を行い極めて有意義でした。3泊5日ですが、1日目は夕方到着、4日目は出発だったので、パリに終日滞在していたのは丸2日です。1日目の午前中に、フランスは2019年から幼児教育を義務教育化しているのですが、フランス教育省の担当者の方から詳しいブリーフィングをして頂き、意見交換を行いました」と、仏滞在について言及。「また、午後には、上院議員と2人の下院議員との意見交換を行いました。2日目の午前中にはパリの保育施設を実際に視察に行き、午後に『フランスはどう少子化を克服したか』の著者である有識者、高崎順子さんとの意見交換を行い、全国家族金庫(少子化担当行政部門)からのレクチャーもありました」と、今回の研修での収穫を記した。

 その上で、海外視察の意義として「その国の文化や歴史や価値観に触れることも含まれています」と指摘。「リュクサンブール宮殿はフランスの上院議員の議事堂に当たります。日本でいえば国会議事堂です。上院議員との意見交換の後に、リュクサンブール宮殿見学をしましたが、日本でいえば国会議事堂見学に該当することをご理解頂きたいと思います。また、こうした意見交換などの合間に、エッフェル塔に立ち寄って記念写真も撮りました。そのことが問題だとは思っておりません」と主張した。

 自身の意見を述べた上で、「ただ、エッフェル塔前の写真の1つは、真面目な研修に参加された皆様にまでご迷惑がかかるとしたら本位ではありませんので削除させて頂きました」と説明。「私は、他国の議員さん達が日本に視察に来られれば、日本の観光地の一つにも行き日本文化に触れて楽しかったとか良かったと思って日本に良い印象を持って帰って頂きたいと思っています。今回、フランスを訪問してフランス文化もパリの街も素晴らしかったという感想を持ち、皆様にそれを伝えたいと思い投稿しました。しかし、非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています」と、削除にいたった経緯を告白。

 「今回のお騒がせしているのは、研修の意義や内容をうまくお伝えできなかったことにあると思いますので、意見交換や学びを発信し、日本の政策にいかすことに努めます」と結んだ。
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