玉川徹氏 ビッグモーター不正問題「損保ジャパンは出向者がたくさん…不正を認識していた可能性が」

2023年07月31日 12:21

芸能

玉川徹氏 ビッグモーター不正問題「損保ジャパンは出向者がたくさん…不正を認識していた可能性が」
テレビ朝日 Photo By スポニチ
 テレビ朝日の玉川徹氏(60)が31日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。金融庁が、中古車販売大手ビッグモーター(東京)の保険金不正請求問題を巡り、同社と損害保険大手4社、中堅3社に対し、保険業法に基づく報告徴求命令を週明けにも出す方針を固めたことについてコメントした。
 金融庁は、ビッグモーターと関係が深い大手の損害保険ジャパンを中心に、取引状況のほか、保険契約者の保護への問題の有無を調査する。ビッグモーターは保険代理店として各社の自動車保険を取り扱っており、報告徴求命令を受ける大手4社は損保ジャパンのほか三井住友海上火災保険と東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。損保ジャパンのビッグモーターへの出向者は37人だった。三井住友海上と東京海上はそれぞれ3人だった。

 玉川氏は「この問題、当初はビッグモーターという1つの会社が、保険会社をある種だましてという話だったんですよ。だけど今は、損保ジャパンはビッグモーターに対して出向者がたくさんいて、その出向者が今回の不正を認識していた可能性がある。不正があるということなのだから、保険会社なんだから調査をして“これは詐欺じゃないか”とやることもできたと思う。もちろん告発することだってできたと思うんだけど、そういうことをしないで結局、再発防止策を基に問題ないと判断したってことなんです」と指摘。

 その上で「これから損保ジャパンの内部調査も進むとは思うんですけど、こうなってくると、保険の仕組み自体をある種、悪用した結果としてわれわれ消費者が高い保険料を支払わされていたんじゃないかという、この損害保険の仕組み全体にかかわるモラルハザードという問題になっていく可能性が出てきている」とし、「そうなると、ビッグモーターの問題ではなく、保険自体の問題ではないかという話になってくる。これは根が深いんですよね。内部調査が進むとは思うんですけど、一体この問題の根がどこまで深いのか、内部調査だけで分かるのだろうかというところが僕は疑問」と自身の考えを述べた。
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