西岡徳馬が聞いた、あの大御所俳優の迷言「犬になっているか、猫になっているかは分からない」

　俳優の西岡徳馬（76）が31日までに更新されたYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。ある大御所俳優の「らしい」エピソードを披露した。 　「東京ラブストーリー」や「極道の妻たち」シリーズなど、テレビ、映画で幅広く活躍する個性派俳優のトーク最終回。思い出したように、「丹波さんの面白い話があって」と語り出したのが昭和の名優、丹波哲郎さん（2006年死去）の逸話だった。

　西岡が映画「極道戦争　武闘派」（1991年公開）に出演した時のこと。西岡ら何人もの俳優が丹波さんの臨終を看取るシーンを撮影する時、合間に丹波さんが中井貴一に声を掛けた。「中井くん、君のお父さんは、いくつで亡くなったんだ?」

　中井の父は戦後の二枚目スター、佐田啓二さん。俳優として絶頂期の1964年（昭39）、交通事故のため、37歳で短い生涯に幕を下ろした。中井が答えると、丹波さんは「君のお父さんは、もう生まれ変わって、この世にいる」と驚きの発言。「貴一がさ、うちの親父、生まれ変わっているんですか、と聞き返したら、ただし、犬になっているか、猫になっているかは分からない、だって」と西岡は丹波さんの物真似で、当時の様子を再現した。

　丹波さんといえば、死後の世界や、心霊、霊界の研究家としても著名で、著書も数多い。それだけに説得力も十分で、中井は「えっ?　うちの親父、犬か猫ですか?」と聞き返すと、「早く死んだ人は早く生まれ変わる」という説明を受けたそうだ。