ビッグモーター川崎店の街路樹伐採　弁護士見解「器物損壊罪に該当するような行為を組織的に…」

　弁護士の萩谷麻衣子氏が2日、テレビ朝日「大下容子ワイド！スクランブル」（月～金曜前10・25）に生出演。中古車販売大手ビッグモーター川崎店が店舗前の街路樹を許可なく伐採していたことにコメントした。 　自動車保険の保険金不正請求問題に揺れるビッグモーターの店舗周辺で、街路樹が枯れている問題。先月25日の会見で和泉新社長は「環境整備の一環で毎朝、雑草やゴミを取り除いていた」とし、「その中で認識が甘く、緑地帯の街路樹などに除草剤をまいて影響を与えたこともあると思う。ただ、これは10年ほど前の話で、今はこうした指導をしていない」と述べていた。

　出演者の大下容子アナウンサーは「川崎市によりますと、以前ビッグモーター側から剪定（せんてい）の依頼があったそうなんですが、（市は）その必要性はないと断ったそうなんです」と説明。萩谷氏は「これまでのビッグモーター側の説明であると、環境整備のためであって意図的に枯らしたのではないということだったと思うんですけど。意図的に排除したことがあるとすると、店の前の樹木が全国の何店舗でもなくなっている。これは組織的に排除しようとした行為があったのではないか。すなわち、器物損壊罪に該当するような行為を組織的にやったのではないかということが、強く疑われてしかるべきだと思う」と述べた。