伝説のロックバンド「クイーン」のボーカルだったフレディ・マーキュリーさんの遺品が、オークションにかけられるのを前にして英国ロンドンで4日から一般公開されることになった。
AP通信によればサザビーズ社によってオークションにかけられるのは1400点以上。1991年にマーキュリーさん(72)が亡くなったあと(享年45)、ロンドンの自宅で遺品を管理していた親友のメアリー・オースティンさん(72)が身辺整理を理由に手放すことを決めたもので、この中には「モンゴリアン・ラプソディ」という当初のタイトルが訂正されている「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞の下書きや(予想落札価格は2億円前後)、コンサートで着用した王冠や赤いガウン、巨匠ダリのアート作品、「QUEEN」と形取られたカルティエ製の金のブローチ、口ひげ用の小さなクシなどが含まれている。
親日家としても知られていただけに着物や招き猫、さらに「はし」といった日本関連のアイテムも多数。愛用していたヤマハの小型ピアノの落札価格は200~300万ポンド(約5億4000万円)になると予想されている。
無料の一般公開は9月5日まで。その後、オークションが行われることになっている。