VIVANT「もう一人の乃木=エフ」の正体は…“ある特徴”から浮かび上がる一つの説と、その目的
2023年08月05日 10:45
芸能
主人公・乃木憂助が務める丸菱商事で起こった、1億ドル(日本円で140億円)の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は、大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国で、謎の組織・人物である「VIVANT」と間違われ、「世界中を巻き込む大きな渦」に巻き込まれてしまった。
無実の爆発犯とみなされ地元警察に追われる立場となったが、公安の刑事・野崎(阿部寛)らの協力により、世界医療機構・医師の柚木薫(二階堂ふみ)とともに、第3話で命からがら無事に日本に帰国した。誤送金した140億円は、乃木が社内の誰かから罪をなすりつけられたものだといい、野崎は謎の組織「テント」か、または「VIVANT」の正体と仮付けされている自衛隊の影の諜報部隊「別班」のメンバーではないかと推測。公安のサイバー対策課の“ホワイトハッカー”東条翔太(濱田岳)の力を借りて、乃木を犯人に仕立て上げるために動いた人物が、社内の財務部・太田梨歩(飯沼愛)と判明した…というところで第3話は終了した。
ストーリーの中では、乃木の“第2の人格”が頻繁に登場する。この第2の人格は、初回から“不可解なもの”として視聴者の考察を過熱させていた。
第3話で、乃木が砂漠の中で“もう一人の乃木”に対して「エフ?エフなのか?」と問いかけたり、日本の自宅でも「なぁ、エフ。この件が収まるまで出てこないでくれ。頼む」と、「エフ」という聞きなれない言葉を連発。この問いかけに、“もう一人の乃木”が「何言ってんだ。いつだって俺を呼んでいるのはお前じゃないか」と返答していたことから、“もう一人の乃木”=「エフ」という名前ではないかと推測できる。
この「エフ」、第3話までのストーリーから、「乃木本人よりも口調や性格が荒い」「一人の時のみならず、第3者がいるときにも出てくる」「乃木以外には見えない・聞こえない」という特徴が上げられる。
そのほか、「すぐ“恋愛”に結び付ける」という点に注目。第1話では、野崎が乃木と「共同戦線」を締結したことについて、“エフ”は「お前に気があるんじゃないか?」と、命に関わるシリアスな展開にも関わらず、急に“ゲイ”説をささやき始める。さらに第3話では、野崎の連絡先が気になっているという薫を見て「婚約者が死んだばかりなのに、すぐに乗り換えて…」などと、こちらも唐突に恋愛感情と結び付けた。恋愛要素が一切ないストーリーだけに、この会話は“異様”に映った。
ドラマの中には、乃木が悪夢にうなされる場面もたびたび登場する。第1話、第2話では、幼い頃の乃木と思われる少年と、父と母が砂漠で見捨てられ、ある集団に追われる…という回想が放送されている。
「乃木本人よりも口調や性格が荒い」「すぐに恋愛に結び付ける」という幼い性格や、頻繁に映し出される乃木の幼少期。これらを結び付け、ネット上では「別人格の名前のFの由来。Future(未来)とかFail(失敗)とか色々考えたけどやっぱりFather(父親)じゃないかしら。つまりあれは夢に出てきた父親(林遣都君)の人格が乃木の中で共存してる。そういう技術を持ってたんじゃないかしら。だから狙われたとか」「子供の頃に大きな不幸に見舞われたとき、現実逃避で別人格を作り出す子供がいる話しを聞いたことがあるが…乃木さんもFが現れるようになったのは子供のころの体験が原因なのだろうか?」「子供の頃に誘拐されてた描写あったしその時に目覚めたみたいな」「Fってのは牢獄に入れられてた子供達に付けられた番号なのかな?冒頭の乃木のVIVANのアプリに8個フォルダがあったこと考えるとA~Hまでいるとか?」「幼い頃、テロ組織?に連れ去られ子ども達ばかりの檻へ投げ入れられ血を流して倒れたその時に、乃木を守るFighter(F)として別人格が生まれたのかも そして他にも別人格いるような気がする 組織に叩き込まれた特殊スキルを持ったBrain(B)とか」と、“子供説”の可能性に言及する声が多く見られた。
さらに、第3話で薫を助けに行くシーンで、“エフ”が乃木に対し「俺たちにはやることがある」と語っていた点も気がかり。「別版の任務では」「父と母の復讐では」などの声も。
その他、「乃木の二重人格側の名前が『エフ』っていうのはimaginary friend のFかな」「偽り・うそという意味でFAKEの『エフ』」など、さまざまな考察が上がり、考察が盛り上がっていた。