【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第29話 闇を越えた!?ブレない正信再降臨 めげない半蔵再求婚
2023年08月06日 17:01
芸能
道中、甲賀州・多羅尾光俊(きたろう)の“過剰な親切”が罠だと警戒した半蔵と家康の「要は、このわしに徳があるかどうかじゃ。わしに徳あらば、天が我らを生かすであろう。いざ行かん」の言葉とともに“修羅の地”伊賀に足を踏み入れた家康一行。
しかし、まもなく伊賀の頭領・百地丹波(嶋田久作)に捕らわれる。牢の中で我こそが家康だと叫ぶ半蔵や女大鼠(松本まりか)ら家臣。それも空しく万事休すかと思われたところに現れた男…軍師・本多正信(松山ケンイチ)再び!三河から追放されていた正信は「こんなところで伊賀者の手にかかって、終わるとは。最も情けない死に方をした大名として、名を馳せるであろう!さ、百地殿、やれ!」と命じた矢先、信長が生き延びたという“妙な噂”を口にした。百地に「やれ」と命じながらも、家康の首に刀を振り上げるたびに口を挟み、疑念を植えつける正信お得意のイカサマだった。
家康を真っすぐ過ぎるほど真っすぐに守ろうとした半蔵。瀬名の自刃からの闇落ち、ダークサイドが続いた中で、久しぶりに我らが神の君と家臣団に戻った笑顔。そしてめげない半蔵のプロポーズ。「わしもこれで側室取れるわ」。腹を殴る女大鼠の表情は…。
相変わらず口八調手八調ながら“オレ流”のやり方でかつての主を救ったブレない正信。「鷹の世話あたりからなら、そのうち」
曲者ぞろいの伊賀軍団、半蔵&女大鼠、正信らが「本能寺の変」からの時代の大きな転換期をユーモアを交え熱演。そしてラストに映し出された“目が笑っていない”ムロ秀吉。信長退場で、どうする――。
昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。
◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。