ナイツ塙 下積み時代に兄・はなわから受けた最後通告「売れるということは、こういうことなんだぞって」

2023年08月09日 20:03

芸能

ナイツ塙 下積み時代に兄・はなわから受けた最後通告「売れるということは、こういうことなんだぞって」
お笑いタレントのはなわ(左)とナイツ・塙宣之 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(45)が9日までに更新されたYouTube「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」にゲスト出演。売れない時代に実兄のピン芸人、はなわから「最後通告」を受けたエピソードを明かした。
 塙とはなわは、1学年違いの兄弟。ともに芸人を目指し、先にブレークしたのは、兄の方だった。2003年に「佐賀県」が25万枚を超える大ヒット。同年の紅白歌合戦にも出場し、ピン芸人としても各局から引っ張りだこの状態になった。対して、塙は00年に土屋伸之と「ナイツ」を結成するも、長い下積み生活。「その時は兄貴も一番オレのこと、気にかけてくれて…」と前置きして語り出したのが、はなわに呼び出された時の話だった。

 「2004年くらいかな。芸人辞めろって、言われたの、兄貴から」。突然の宣告。もちろん、兄の言葉とはいえ、塙も素直に従うわけにいかない。「嫌だよ、オレだって、今からやるんだし」と“抵抗”する弟に、兄は自分の後頭部を見せた。「これ見ろって言って。円形脱毛症。売れるということは、こういうことなんだぞって。お前はこのストレスでやっていけるのかって、言われたの」

 身をもって示した厳しさは、弟を思えばこその愛だった。これには、坂井良多も「うわあ、いい兄貴」と感激。「それでも、オレは(芸人を)やりたいんだって話をしたんだけどね」。兄の思いを痛いほど知りながら、芸の道を貫いた塙は直後に「ヤホー漫才」でブレーク。芸能界の第一線で活躍している。
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