藤原丈一郎×中井貴一のリベンジ公演 舞台「月とシネマ2023」コロナ中止で3年越し11月上演

2023年08月11日 04:00

芸能

藤原丈一郎×中井貴一のリベンジ公演 舞台「月とシネマ2023」コロナ中止で3年越し11月上演
舞台「月とシネマ2023」に出演する(左から)藤原丈一郎、中井貴一、永作博美 Photo By 提供写真
 俳優の中井貴一(61)となにわ男子の藤原丈一郎(27)が共演する舞台「月とシネマ2023」が、11月に東京・渋谷のPARCO劇場で上演される。本来は2021年4月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け全公演が中止となった。今回はその3年越しのリベンジ公演となる。
 中井が、実家の寂れた映画館を存続させるために奮闘する映画プロデューサー役で主演。主人公の元妻役を永作博美(52)、映画会社宣伝部の若手社員役を藤原が演じる。

 建て替え工事のため休館していたPARCO劇場が20年1月に再オープン。今作はその開場記念作品として上演される予定だった。中止が決まった時にはすでに1カ月間の稽古を終えており、役衣装を着て行われた公開稽古も終了。上演だけを待つ状態だったが、コロナ禍で断念せざるを得なくなった。

 中井は当時の心境を「この作品はここで終われという運命なのかなと考えました」と回想。同時に「エンターテインメントの世界で、最も必要なものは、それを楽しんでくださるお客さまあってこそ。そのことも、強く思い知らされる瞬間だった」と振り返った。

 それから2年がたち、現在はコロナの制限も緩和。今回は当時の演出をさらに磨いての上演となり、中井は「誰にも見ていただいていない前作ではありますが、それを上回る面白い作品にできるよう努力をしてまいります」と気合を入れている。

 また2年前はジャニーズJr.だった藤原にとって、今作がデビュー後初の舞台となる。「僕自身も皆さまに披露できなくて悔しい部分もありましたが、その分パワーアップしたものをお見せできるように頑張ります」とやる気満々。永作も「中井さんとは30年くらいぶりの共演になります。今回も、いろいろ盗みたい」と意気込んでいる。

 12月には大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。
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