「らんまん」快挙急転 田邊教授追放…ネット悲痛「海は…」「残された胴乱」万太郎祝福も 帰国の徳永後任

2023年08月18日 08:15

芸能

「らんまん」快挙急転 田邊教授追放…ネット悲痛「海は…」「残された胴乱」万太郎祝福も 帰国の徳永後任
連続テレビ小説「らんまん」第100話。「キレンゲショウマ」を新種と認定した田邊教授(要潤・右端)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は18日、第100話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第100話は、田邊教授(要潤)は「西洋の植物学者諸氏に告ぐ。今後は欧米の学者は頼らず、日本人自らが学名を発表すると、ここに宣言する」。新種かもしれない花の研究に一層打ち込むようになる。一方、期せずして同じ花と出会った万太郎(神木)も研究に没頭。新種かを見極めるためには果実の標本が必要だが、ついに田邊がそれを手に入れ、新種と認定。「キレンゲショウマ」と名付ける。一歩及ばなかった万太郎だが、田邊を心から祝福し…という展開。

 キレンゲショウマは世界でも稀な特異な植物。1種のみで1属を構成。田邊は「ありがとう。みんな、ありがとう」と感謝。波多野(前原滉)から知らされた万太郎は「おめでとうございます、田邊教授」と祝福した。

 田邊は聡子(中田青渚)にも感謝。誕生日プレゼントに何が欲しいか聞くと、聡子は「1日だけ、あなたを下さい。子どもたちが海を見たいと申しております。お忙しいのは承知しておりますが」。田邊は「行こう、みんなで」と約束した。

 そこへ大学から手紙が届き、目を通した田邊は落としてしまう。「それは、唐突に田邊に非職を命じる書面でした。田邊は帝国大学を追放されたのです」(語り・宮崎あおい)。約5年ぶりにドイツ留学から帰国した徳永(田中哲司)が田邊の後任として植物学教室の教授に就任した。

 田邊は教授の部屋を出る。チャイムが鳴った。

 SNS上には「田邊教授、おめでとう!」「皆、教授を心から祝福している感じがして良き!植物学教室、尊い」「なんでなんで田邊教授が追われなきゃならないの」「え?どういうこと?美作の仕業?」「窓を閉じる田邊。心の扉まで閉じていませんように。残された胴乱に胸がザワついてしまう」「田邊教授主役の回。栄光と奈落、明暗交錯の運命。そして、嗚呼、聡子奥様、海は…海はダメなんだよ!(涙)」「今となっては、田邊教授とご家族が幸せになってほしい。オープニング曲の最後に万太郎が花を差し出すが、その週の内容によって相手が違って見える。今週は田邊家へか」「田邊教授は奪われたんじゃない。手放したんだ。そう思いたい」などの声が上がった。

 万太郎も祝福の快挙から急転。田邊の進む道は…。

 田邊教授のモデルとみられる植物学者・矢田部良吉は1891年(明治24年)3月、教授職を非職。史実通りの展開となった。
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