大久保嘉人氏 松井大輔の社交性に感謝「なじめるようになって、力を出せるようになった」

2023年08月19日 17:29

芸能

大久保嘉人氏 松井大輔の社交性に感謝「なじめるようになって、力を出せるようになった」
元サッカー日本代表の大久保嘉人氏 Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表の大久保嘉人氏(41)が、19日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演し、代表時代のチームメートでMF松井大輔(42=YS横浜)との関係性について語った。
 2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でチームメートだった2人。大久保氏は「超人見知りで、なかなか日本代表になじめなかった。何をしゃべりかけていいか分からないんですよ。だから何もしゃべらず黙ってるんです」と、意外な性格を告白した。「そういう時に助かったのが、松井さんがこういう性格なので、コミュニケーション能力が高くて、かなりなれなれしく…」。ジョークをまじえながら、チームの輪の溶け込ませてくれた松井に感謝し、「そこからしゃべれるようになって、みんなと。なじめるようになって、力を出せるようになった」とも明かした。

 当時の大久保について松井は「おりの中に入れられた、そういう人みたいな」と表現。「ポツンといるみたいに感じだったので、バナナをあげたり。そういうことをしていると、ほぐれてきて」と、こちらもジョークまじりに振り返った。

 普段の松井は選手たちとコンタクトを取るのが上手にも関わらず、大久保は不満を持ったことがあったという。南アフリカ大会の選手ミーティングでのこと。「DF、中盤、FWと、みんな意見が違うんですよ。FWが言ったことに対して後ろの選手は、“いや、違うだろ。俺たち(FW)がきついから行かない”とか、言い合いになってるんです」と回想。その上で「あれだけコミュニケーション能力が高い松井が、黙ってるんですよ、その時だけ。来いよ!って」と笑って明かした。

 しかし、松井が無言でいたのには、わけがあったという。「海外に10年くらいいたので、意見が合わなくてもいいんですよ。意見の交換が大事だと」と、フランスなど海外のリーグ経験で培ったチーム作りの感覚を披露。一方で、大久保に対しては「彼は海外にいたのに、何も分かってないんですよ。一番は意見を言い合って、チームが良くなることが大事なんですけど、彼は分かってないので、ただ単に意見を言っているだけなんですよ」といじりで返し、笑わせた。

 松井の指摘に、大久保は「W杯ですからね。日本代表として行くので」と、言い合いの重要性を強調していた。
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