川上憲伸氏 ノーノーのマウンドで感じた谷繁氏の慎重さ「こんなに大事にしてくれるの初めて」
2023年08月19日 17:45
芸能
そんな川上氏は2002年8月1日、巨人戦で、自身プロ唯一のノーヒッターを達成した。「(谷繁氏の)3分の1くらいが適当なサインだなっていうのが分かっていたんですけど、ノーヒットノーランをしかけている時があって。5回以降くらいから、サインを出す指がごっつい丁寧に、慎重に(なっていった)」と、大記録を達成した一戦を回想した。
いつになく慎重な女房役に、川上はうれしくなったという。「この先に“事件”が起きるはずなのに、谷繁さんがそっちのゾーンに行ってるんだと思って。サイン出すのに“うん、うん、うん”ってなっていって」と、うなずくジェスチャーで谷繁氏の様子を再現。「こんなに大事にしてくれるの、初めてやって」と感動を口にしたが、「まあ、それっきりでしたけどね。その後の試合からは(普通に戻った)」と、しっかりオチを付けた。
一方の谷繁氏は、「僕も初めてのノーヒットノーランだったんですよ、人生。憲伸と組んで。あの日はできそうな感じがあったんですよ。自分の中で」と振り返った。MCの「ダウンタウン」浜田雅功から「他は適当にやっていたっていうのは本当なの?」と追及されると、「そういう時もあります」とぶっちゃけていた。