橋下徹氏　中国軍の台湾周辺での軍事演習に「軍事力の均衡が必要。日米韓のタッグが抑止力として…」

　元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（54）が20日、フジテレビ「日曜報道　THE　PRIME」（日曜前7・30）に出演。中国軍が19日、台湾周辺で軍事演習を行ったことに言及した。 　中国軍の軍事演習は、台湾の頼清徳副総統が南米訪問の際に米国に立ち寄ったことへの対抗措置で、「台湾独立勢力と外部勢力の結託した挑発行為に対する警告だ」として米国をけん制した。

　台湾国防部（国防省）によると台湾周辺で19日午前9時（日本時間同10時）以降、中国軍機延べ42機が活動し、うち延べ26機が台湾海峡の中間線を越えた。中国軍用機は戦闘機「殲16」や「殲11」「殲10」など。同部は「非理性的な挑発行為だ」と訴えた。

　梅津弥英子アナウンサーに「この動きをどう見ていますか？」と聞かれた橋下氏は「中国が反応して、またこれ日本側の方も日米韓が反応してってどんどんエスカレーションになっていく、これがまずいという意見もあるでしょうけれども、でも軍事力の抑止力というものが、軍事力の均衡、バランスが1番、根底に必要なところであって、僕はこういう形で日米韓のタッグにある意味、中国が反応したということは、このタッグというものが非常に力として抑止力として効いているんだなと感じました」と自身の見解を述べた。