出川哲朗　上島竜兵さんへの思い変化　初めはライバル心、次第に「反省会も一緒にして」

　お笑いタレント出川哲朗（59）が、19日放送のNHK・Eテレ「ワルイコあつまれ　夏休みスペシャル」（後10・00）にゲスト出演し、同じリアクション芸を磨いた「ダチョウ倶楽部」の故・上島竜兵さんについて語った。 　香取慎吾や子供たちが扮する記者からの質問に、ゲストが答えていくコーナー。ライバルについて聞かれた出川は「上島竜兵さんしかいないですね。ずっと一緒にやってきたし、ライバルでもあり、戦友でもあり、友達でもあり、先輩でもあり」と即答し、「とにかく、他の芸人さんとはまったく別ものでしたね」と振り返った。

　出川が活躍の場を求めて出た番組で、ダチョウ倶楽部が途中参戦。当時はライバル心も強かったという。「僕らがやっている番組に、ダチョウさんがゲストで来だして、ダチョウさんがガンガン笑いを取るようになって。その時は、本当に心の底からいなくなってくれって思うくらいでしたね」。ところが、次第にお互い体を張った芸で競い合う間柄に。「最初はお互いそんな感じだったんだけど、仕事をしている間にお互い認め合うというか。そしたらいつの間にか飲みに行くようになって、反省会も一緒にして」と明かした。

　子供記者からは「ぶっちゃけ、どっちの方がリアクション芸人として上だと思いますか？と直球な質問が飛んだ。出川は「俺ですね」と即答したが、「…と言いたいけど、うそですね。引き分けかな」と言い直した。「自分としては引き分けと思いたい。負けてるかもしれないけど、でも引き分けだね」。上島さんへの敬意を評しつつ、自身のプライドものぞかせていた。