「らんまん」田邊教授 万太郎への“遺言”にネット号泣…ロス広がる「蔵書のシダに涙」聡子と寿恵子の約束
2023年08月22日 08:15
芸能
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朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。
第102話は、田邊(要潤)の訃報に驚きを隠せない万太郎(神木)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)。数カ月後、田邊の遺言を万太郎に伝えるため、聡子(中田青渚)が十徳長屋を訪れる。一方、寿恵子(浜辺美波)は家計を助けるため、また図鑑を作る夢を叶えるため、久々に叔母・みえ(宮澤エマ)に会いに行く…という展開。
藤丸が「大学が教授殺したようなもんじゃない。これ本当に事故?」と憤ると、万太郎は「分からん、ほんまのことは。ただ、わしら、わしらだけは知っちゅう。田邊教授はそんなお方じゃない」と諭した。
数カ月後、聡子は田邊の蔵書を持参、万太郎に差し出した。田邊は「聡子、槙野に会うことがあったら、私の蔵書は槙野に譲る。私の植物学は終わった。この先は、Mrマキノに…」と清々しく語っていたという。
聡子は「旦那様はお顔の広い方でございましたけれど、お心に残っているのは槙野様なのだと。大学を辞められた後、申しておりました。これで自由に旅ができると。旦那様ね、生きようとされていたんですよ。私と子どもたちと、それから(おなかの)この子と。それから、思う存分、生きようとされていたんです。槙野様、お受け取りいただけますか」。万太郎は「謹んでお受けいたします」と頭を下げた。
聡子の出産後、寿恵子は雷おこしを食べに浅草に行く約束をした。
“恩師”との出会いから11年。大学の在り様は変わったが、万太郎は「けんど、今、わしのところには日本中から誰でも、手紙をくれる。返事を書いたら、植物学の種を植えられる。その種を、一つ一つ、芽吹かせていく。それが、わしにできることじゃ」――。
SNS上には「朝から涙が止まらない」「生前、蔵書を万太郎に渡すと決めていた。何だよ、それ!泣かすなよ!」「田邊教授がどれだけ万太郎のことを信頼していたか、植物学の未来を託していたか」「蔵書に挟まれたシダの葉に涙」「万太郎も聡子さんも亡きユーシーの生きる気持ちを微塵も疑っていない。気高く生きたユーシーの想いは聡子経由で万太郎を通して全国に届き続ける。泣いた」「たくさんの書き込みがされ、押し草にされたシダから生前の田邊教授を感じて…涙が…」「田邊教授と聡子さんの赤ちゃんが無事に産まれてきますように」「聡子さんと寿恵子さんの友情がずっと続くといいな」などの声。視聴者の涙を誘った。