「VIVANT」実は「色」が伏線!?裏切り者が着用しているのは…いつも“あの色” まさかドラムも
2023年08月22日 11:02
芸能
主人公・乃木憂助(堺)が勤める丸菱商事で起きた、1億ドル(日本円で140億円)の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は、大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国で、無実の爆発犯とみなされ地元警察に追われる立場となったが、公安の刑事・野崎らの協力により、世界医療機構・医師の柚木薫(二階堂ふみ)とともに、命からがら日本に帰国した。
帰国後は、誤送金を何者かが乃木になすりつけたものだとして、野崎らも協力して捜査を開始。犯人を突き止める中で、自衛隊の精鋭部隊「別班」やテロ組織とされる謎の組織「テント」など、世間には明かされていない「世界中を巻き込む大きな渦」の中身が次々と明らかとなった。
物語が進む中で、乃木は実は「別班」の一員で、ドジな丸菱商事の社員は仮の姿であることが判明。米ミリタリースクールを全科目首席で卒業するほど超優秀な人物ということが判明している。
ここまで多くの伏線があり、そして回収されている同ドラマ。「これも伏線?」「あれも怪しい」と、多くの視聴者が新たな視点で物語を楽しんでいる。
そんな中、第6話で「テント」の会合が放送されたのをきっかけに、「色」に着目する動きがみられた。
第6話冒頭で映し出された「テント」の会合。ここで、テントのギリアム(海老原恒和)が組織の金を横領していたことが発覚し、リーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)に制裁される。
この会合の場面が、「新約聖書」に記載されている「最後の晩餐」のようだと話題に。「最後の晩餐」とは、イエス・キリストが十字架にかけられる前日に、弟子たちと一緒にとる最後の食事のこと。レオナルド・ダヴィンチが描いた「最後の晩餐」や「ユダの接吻」の中では、イエスを裏切った「ユダ」は黄色の服を着用している。このことから、キリスト教では「黄色」は裏切り者の色とも言われている。
そして何と、この「テント」の会合の場面で、ギリアムは「黄色」の衣服を着用しているのだ。「裏切り者のギリアムはユダと同じ黄色の服」「黄色…=裏切り者!?」と、鋭い視聴者による考察が繰り広げられた。
「黄色」に着目し、これまでの登場人物を見てみると、裏切り者はいつも「黄色」を身に付けている。第2話で、乃木らをバルカ警察に引き渡そうとした大使を裏切り、乃木らの逃亡を助けたバルカ共和国の日本大使館の通訳・ナジュムは、黄色のジャケットを着用。そして、第4話で乃木の同期でありながら、実はテロ組織「テント」のモニターだった山本巧(迫田孝也)も、いつも黄色のネクタイを着用していた。
そして、第5話で「テント」を裏切り、別班の黒須(松坂桃李)に“黄色の紙”に書かれた暗号を手渡したアリ(山中崇)。ここまで、“裏切り”の行為には常に黄色がセットだった。
すると、気になるのが「ノゴーン・ベキの黄色い帯」と「二宮和也の黄色い帯」。2人の正体はいまだ謎に包まれているが、今後「裏切り」の行為があるのかもしれない。
そして、初回から一貫して「黄色」の衣服を着用しているのが、野崎の仲間・ドラムだ。ドラムは乃木にごく自然な形で盗聴器をつけたり、どこからともなく突入用の装甲車を準備し、相手の動きを偵察し、モンゴルへ出国する際にはバルカ警察がいる位置を全て特定し報告、さらに逃亡用のラクダを用意…と、一般人とは思えない有能ぶり。単なる仲間ではなく、実は「テント?」「別班?」と、正体を疑う声も出ている。
「黄色=裏切り」という点に気付いた視聴者は、「黄色の法則、なるほど」「ドラムは大好きで裏切られたら泣く!!と思ってるけど、なんかある…………とも思ってるので、最後の最後、ドラムは私を泣かせにくるだろうな」「おー!凄いですね!黄色にはそんな意味があるんですね そうなると、ニノの帯?が黄色なのが気になります」「山本は黄色いネクタイを着用」「VIVANT6話のTシャツ黄色なのもう運命でしょ???」「お父さんも黄色だった。やっぱり何か意味があるのか?」と、さまざまな声が上がった。