藤井王位 1時間以上有利で2日目へ 4連覇王手の王位戦第5局 佐々木七段は封じ手に2時間4分長考
2023年08月22日 18:31
芸能
昼食休憩までに38手進んだ午後は一転、スローペースの展開となった。5段目の高飛車を2筋から8筋へ転回した藤井は43手目、さらに1段目へ移動させ、地下鉄飛車の構えを見せる。右桂は金頭へ跳ねる空間をすでに作ってあることから2~8筋での活用が視野に入った。
対する佐々木は左金を3段目から4段目へと進軍。2時間32分考えた今期第3局66手目には及ばなかったが、封じ手の考慮時間は2時間4分に達し、迫力を感じさせた。
午後のおやつは藤井が夏のロールケーキにアイスティー、佐々木は季節の和菓子と抹茶。昼食休憩時、藤井は2時間11分、佐々木は58分の消費だったが封じ手時点で消費時間が逆転。持ち時間8時間のうち、藤井が3時間15分、佐々木は4時間23分の消費と、残り時間に1時間以上の差がついた。23日午前9時に対局再開される。