藤井王位 1時間以上有利で2日目へ 4連覇王手の王位戦第5局 佐々木七段は封じ手に2時間4分長考

2023年08月22日 18:31

芸能

藤井王位 1時間以上有利で2日目へ 4連覇王手の王位戦第5局 佐々木七段は封じ手に2時間4分長考
佐々木大地七段(右)との第5局に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 藤井聡太王位(21)=王将、名人、竜王、叡王、棋王、棋聖含む7冠=に佐々木大地七段(28)が挑む第64期王位戦7番勝負第5局は22日、徳島市「渭水苑」で始まり、戦型は先手藤井の横歩取りへ進んだ。午後6時、立会人の中村修九段(60)から手番の佐々木に次の手を封じるよう指示があり、しばらく考慮した後、佐々木が46手目を封じて1日目を終了した。
 ここまでの対戦成績は藤井の3勝1敗。藤井が勝てば4連覇を果たす。

 昼食休憩までに38手進んだ午後は一転、スローペースの展開となった。5段目の高飛車を2筋から8筋へ転回した藤井は43手目、さらに1段目へ移動させ、地下鉄飛車の構えを見せる。右桂は金頭へ跳ねる空間をすでに作ってあることから2~8筋での活用が視野に入った。

 対する佐々木は左金を3段目から4段目へと進軍。2時間32分考えた今期第3局66手目には及ばなかったが、封じ手の考慮時間は2時間4分に達し、迫力を感じさせた。

 午後のおやつは藤井が夏のロールケーキにアイスティー、佐々木は季節の和菓子と抹茶。昼食休憩時、藤井は2時間11分、佐々木は58分の消費だったが封じ手時点で消費時間が逆転。持ち時間8時間のうち、藤井が3時間15分、佐々木は4時間23分の消費と、残り時間に1時間以上の差がついた。23日午前9時に対局再開される。
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