落語会、噺家として新加入の「2丁拳銃」小堀「愛が通って、血が通っている全部ホンマの話。楽しみ」

2023年08月24日 12:03

芸能

落語会、噺家として新加入の「2丁拳銃」小堀「愛が通って、血が通っている全部ホンマの話。楽しみ」
落語会「ハナサクラクゴ」の発表会見に出席した(前列左から)笑福亭笑利、桂かい枝、桂吉弥、(後列左から)小堀裕之、石山悦子氏、米井敬人氏 Photo By スポニチ
 落語家の桂吉弥(52)、桂かい枝(54)と落語作家らで作る落語会「ハナサクラクゴ」の第3弾「実は実話のストーリー」(10月13日、天満天神繁昌亭)の発表会見が24日、大阪市内であり、作家、噺家として新加入のお笑いコンビ「2丁拳銃」小堀裕之(49)は「愛が通って、血が通っている全部ホンマの話。楽しみです」と語った。
 吉弥、かい枝と構成作家の米井敬人氏、演芸作家の石山悦子氏の4人で昨年6月に立ち上げた落語会。20年前から吉弥、かい枝、米井氏の3人で共同で新作落語を作り、演じていた。4人体制となって昨年7月に第1回、今年4月に第2回を開催した。今回、落語作家としても数々の受賞歴がある「2丁拳銃」の小堀と、新作落語で活躍中の笑福亭笑利(39)が新加入し、6人体制となる。

 小堀発案で3回目の今回のテーマは「実話」。小堀自作の噺を笑利が演じる。「長男が中3の時にあった出来事。財布を拾ったら40数万円が入っていて。ウチに持って帰ってきてドタバタ…という話です」と説明。現在中央大法学部に通う長男・央人(おと)君(20)に起こった事件だ。小堀は93年にお笑いコンビ「2丁拳銃」を結成。関西でのお笑い賞レースで活躍した。その後、舞台等他分野でも力を発揮。上方落語台本大賞の優秀賞を「ハンカチ」(09年)、「運動会}(18年)を受賞。かい枝から誘われて、今回の参加につながった。また、自ら高座に上がって高座名「ヘドロットン」として「ハンカチ」を一席。MLBエンゼルス・大谷翔平ばりの“二刀流”だ。

 吉弥は構成作家・米井氏作の落語を演じる。師匠の桂吉朝さんの話や、元阪急のロバート・バルボンさんの話など候補に挙がったが、今回はあべの橋のお風呂屋さんの話。「骨組みができていて、フィクションを足して遊べるのが楽しみ」と意気込む。大の虎党として知られる吉弥は今季、甲子園など球場に足を運べば7勝2敗。「岡田さんはホントにすごいですね。日本シリーズ?もちろん、行くつもりです」と阪神の日本一奪回を今から楽しみにしていた。

 かい枝は演芸作家の石山氏とコンビを組む。「実話はより感動が深いと思います。吃音の先生の話です。演じる順番は決まってません。ちゃんとできるか分からんし。蓋を開けてのお楽しみ」と期待させた。
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