佐藤浩市　松田優作さんの「洗礼」から救った人物明かす「他のヤツから言わせると…」

　俳優の佐藤浩市（62）が24日までに更新されたYouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」にゲスト出演。駆け出しの頃に自身を救ってくれた「恩人」の存在を明かした。 　ともに芸歴40年を超える個性派同士のトーク。共演歴は1度（新・仁義なき戦い、2000年）しかないものの、酒席などプライベートも含めた交友歴は長い。小沢が「（浩市さんから）夜中3時に酔っぱらって電話がかかってきて、明日何も（予定が）ないんだったら嬉しいから行きたいな、と思っちゃう」と明かすと、佐藤は嬉しそうな笑顔を浮かべた。

　佐藤がデビューしたのは19歳。駆け出しの当時を振り返り、「オレは（世話になったのは原田）芳雄さん（2011年死去）、（松田）優作さん（1989年死去）でしょ。そこら辺で、ああいう人から（いろいろ学んだ）」と2人の先輩の名前を挙げた。

　当時、ワイルドな役柄、風貌でポジションを築いていた2人は、私生活もワイルド。特に松田さんは酒席でのバイオレンスな逸話が多かったものの、佐藤は「洗礼」を受けなかったとか。

　「優作さんも多分、オレのこと、ぶん殴らなかったのは、三國（連太郎さん、2013年死去）を知ってたからだね。ちょっとオレが飲み屋で馬鹿なこと言っても、（優作さんは）“へっ、浩市はよぉ”って笑ってたけど、でも他のヤツから言わせると、“お前、あの瞬間殴られてるよ。あんなことしやがって”って」

　実父の「威光」が思わぬ場面で及んでいたようだ。