「おかけんた・ゆうた」おかゆうたさん死去 61歳 2020年に体調崩し活動休止も15日に漫才披露

2023年08月25日 15:08

芸能

「おかけんた・ゆうた」おかゆうたさん死去 61歳 2020年に体調崩し活動休止も15日に漫才披露
おかゆうたさん
 漫才コンビ「おかけんた・ゆうた」のおかゆうた(本名・井元保則=いのもと・やすのり)さんが22日に脳内出血のため、大阪市内で亡くなったことが25日、分かった。61歳。鹿児島県出身。通夜は26日午後7時から、告別式は27日午前11時から、いずれも堺中央メモリアルホール=堺市堺区北三国ヶ丘町8の7の12=で営まれる。喪主は長男・井元拓斗(いのもと・たくと)さん。
 所属する吉本興業によると、2020年ごろに体調を崩し、コンビでの活動は休止状態となっていた。今年8月15日に大阪・YES THEATERで行われた「よしもとお笑いライブ」に登場。これから始まるコンビ結成40周年のプロローグとして漫才を披露し、公演終了後は「40年はほんまにあっちゅうまでした」「1日でも長くやりたい」などと話していた。これが最後の舞台となった。

 けんたさんは1981年、吉本新喜劇の人気座員だった岡八郎さんに弟子入り。NSC(吉本総合芸能学院)1期生で卒業後に岡さんに弟子入りした相方のおかけんたと83年、「龝山・井元」を結成。その後、コンビ名は何度か変更となり、92年から現在の「おかけんた・ゆうた」で活動していた。

 1987年には「第17回NHK上方漫才コンテスト」優秀賞を受賞。同年から心斎橋筋2丁目劇場に出演し、翌87年に放送が始まったMBSテレビ「4時ですよーだ」にレギュラー出演し、人気を得た。

 「4時ですよーだ」終了後は、なんばグランド花月など劇場を中心に活動。97年に「第32回上方漫才大賞」奨励賞、99年に「第34回上方漫才大賞」大賞を受賞。2012年に吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」に出演するなどしていた。
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