ヒロミ　芸能界から離れた“空白の10年”　妻・松本伊代は不安一切見せず「生きていく力があると思って」

　タレントのヒロミ（58）が28日放送の日本テレビ「ヒロミ!真夏の激走!完全密着90日…24時間マラソンの舞台裏」（後8・00）に出演。芸能界から離れていた10年間について語った。 　ヒロミはかつてお笑いトリオ「B21スペシャル」として活動し人気となり、個人としても活躍。93年には80年代のトップアイドルだった松本伊代と結婚し、2人の息子も誕生した。

　その後、ヒロミに大きな転機となる空白の10年が訪れる。2000年代に入ると、ヒロミへのオファーが激減。レギュラー番組も次々と打ち切りとなり、ヒロミは「俺は時代じゃなくなったと思ったワケ。時代と合わなくなったなっていう、自分の中の勘で辞めていったというか」とテレビから消える道を選んだ。

　松本は不安に思ったのではと問われると、「一切言わないねぇ。“仕事したら？”とか言われても不思議じゃないじゃん。“パパ、きょう何して遊ぶの？”みたいな」と回顧。当時ヒロミは「きょうは山に行こうと思ってんだよね」と返すと、松本からは「パパきょうは山行くって雨降ってるから、山はやめた方がいいんじゃない」、ヒロミが「そうかなあ」と返すような会話だったと振り返った。

　それはヒロミを信じた松本の心遣いでもあった。VTRで登場した松本は「逆に家にいてくれるんだ。うれしいっていうふうに。ヒロミさんには生きていく力みたいなのがあると思って」と言い切った。

　ヒロミは自らトレーニングジムを経営し、第2の人生は実業家として成功する。松本は「いろんな職種の方と仲良くしたりとか。とんがってたのを少し丸くしてくれたような。人としての器が穏やかに大きくなった感じ。本当に宝物の10年だったんじゃないかなって凄く思います」と笑顔で話した。

　テレビの世界に戻ったのは10年前。YouTubeでは家族でゴルフをする姿を公開するなど、私生活も充実した。