ジャニーズ再発防止特別チームが会見 性加害問題「古くは1950年代に…原因はジャニー氏の性嗜好異常」
2023年08月29日 16:01
芸能
同事務所の対応について「週刊文春の特集とそれに関する裁判、暴露本の出版、BBCからの取材要請等があったが、ジャニー氏の性加害の事実を調査するなどの適切な対応をしなかったことが認められた」と指摘。
原因については「根本的な原因はジャニー氏の性嗜好異常」「メリー氏が徹底的に隠ぺいを図った」「ジャニーズ事務所が見て見ぬふりに終始した」「拒めば不利になるという被害者の心理につけこんだ」と説明、その背景として同族経営の弊害やジャニーズJr.のずさんな管理体制、ガバナンスの脆弱性、マスメディアの沈黙、業界の問題を指摘した。
そして再発防止策について、同事務所に対して「組織としてジャニー氏の性加害が事実であることを認め、真摯に謝罪することが不可欠。すみやかに被害者と対話を開始してその救済に乗り出すべきである」と提言。「謝罪と救済なくしては事務所が再生することは難しい」とし、「被害者救済措置制度」の構築を求めた。また、藤島ジュリー景子社長については「取締役就任時には性加害の疑惑を認識していた」とし、「解体的出直しをするために辞任すべき」と求めた。
特別チームは今年5月に設置され、前検事総長で弁護士の林氏、精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理士の齋藤梓氏の3人で構成される。