梅沢富美男 バラエティーへの道切り開いた恩人に感謝「いろんなところに俺を引っ張り出した」

2023年08月30日 19:58

芸能

梅沢富美男 バラエティーへの道切り開いた恩人に感謝「いろんなところに俺を引っ張り出した」
俳優の梅沢富美男 Photo By スポニチ
 俳優の梅沢富美男(72)が、30日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる?2時間SP」(後7・00)に出演し、バラエティー番組に出演するきっかけになった恩人と画面越しの再会を果たした。
 大衆演劇の俳優、歌手として活躍し、今では情報番組のコメンテーターとして歯に衣(きぬ)着せぬ発言が話題になる梅沢。しかし、かつてはあまりテレビ番組でトークすることがなかったという。「昔の役者さんは、俺たちがデビューしたころ、“役者はしゃべるな”って監督さんに言われていたのよ。“ベラベラしゃべっちゃうと格がなくなるから、黙ってろ”って」。イメージを保つため、テレビでは話さないよう言われていたことを明かした。

 そんな梅沢に、バラエティー番組への道を切り開いたのが、梅沢のブッキングなどを担当する当時20代のキャスティングプロデューサーだった。「彼はとても俺のことを気に入ってくれて、テレビに出るきっかけを作ってくれた」と感謝を口にし、「すごい本数をやってた。いろんなところに俺を引っ張り出したな」と懐かしそうに語った。

 その男性のキャスティングにより、梅沢はバラエティー番組出演にひっぱりだこに。「“何で俺のことをあちこちの番組に出すんだ”って言ったら、“梅沢さんはテレビだって構えていないというのがいい”と言うんだ」とも振り返った。

 しかし、仕事も順調だったその男性は突然、仕事を辞め、家業を継ぐために実家の福島に戻ることになった。梅沢は「お前、タレント何本抱えてるんだよ?1日も休みもないようなやつがもったいない」と慰留したものの、彼の決意は変わらなかったという。「悪いことじゃないから、“頑張れよ”と言ったきり会えてない」という男性は、実家の会津木綿工場を継ぎ、テレビ業界で培った営業力を生かして働いていた。

 男性からは梅沢に、会津木綿で織られたエプロンが贈られた。「One actor in 300 years(300年に1人の俳優)」と、梅沢が当時、よく言っていた文言も縫われていた。梅沢は「俺は普段、着物専門だから。普段から着物を着ているし、舞台はもちろん着るし。絶対、作りに行くわ」と、恩人との再会と着物の発注を約束していた。
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