高田真希 トム・ホーバスHCの戦術を解説「誰でも3ポイントを打てる形…日本が世界で活躍できる要因」

2023年09月01日 12:08

芸能

高田真希 トム・ホーバスHCの戦術を解説「誰でも3ポイントを打てる形…日本が世界で活躍できる要因」
銀メダルを獲得した東京五輪で日本代表女子の主将を務めたデンソーの高田真希 Photo By スポニチ
 銀メダルを獲得した東京五輪バスケットボール銀メダルの日本代表女子で主将を務めた高田真希 (34=デンソー)がフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組で日本(世界ランキング36位)がベネズエラ(同17位)に86ー77で逆転勝利したことについてコメントした。
 日本は、1次リーグからの通算成績を2勝2敗とし、パリ五輪出場に王手をかけた。W杯の同一大会2勝は67年ウルグアイ大会以来56年ぶり2度目の快挙となった。

 2日の最終戦で同64位のカボベルデに勝てば文句なし、負けても他カードの結果次第でアジア最上位が決定してパリ五輪切符を手にする。開催国枠ではない自力で五輪出場を決めれば、76年モントリオール大会以来48年ぶり。

 トム・ホーバス・ヘッドコーチのもとで東京五輪を戦った高田は、多くの選手が3ポイントシュートを打つ日本代表について「特に比江島選手の確率は驚異的だと思いますし、誰でも3ポイントを打てる形というのは、トム・ホーバスヘッドコーチの特徴の戦術の1つ」とし、「日本は世界と比べるとフィジカルや身体能力、高さで劣ってしまうので、小さいチームが大きいチームに対してどうやって勝てるかというと、3ポイントというのがキーポイントになる」と指摘。

 そして、「なぜ3ポイントをみんなが打てるといいかというと、ゴール下付近にセンターがいてしまうと、相手のディフェンスもゴール下にいることになるので、なかなか中に切れ込んでいけなかったりするんです」と言い、「全員が3ポイントを打てるようになってくるとスペーシングが広くとれるようになって、ゴール下が空く。なので小さい河村選手、比江島選手が中にドライブしていった時に、誰かがヘルプでディフェンスにカバーしにいく。そうするとノーマークが生まれやすくなるので、3ポイントが効果的に打ちやすくなってくるという戦術になっている」と説明。

 「今の時代はセンターでも3ポイントが打てないと、こういった試合に出ることっていうのは、なかなか難しくなってくる。数字的にもそうですし、みんなが3ポイントを打てるというのは今の日本のスタイルが世界で活躍できる要因の1つだと思います」と話した。実際にセンターのポジションの高田は、東京五輪で積極的に3ポイントを打って銀メダル獲得に貢献している。
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