吉永小百合 人生観が変わった超大物俳優との出会いを回顧 「もっと人間らしい生活をしなければと」

2023年09月01日 14:55

芸能

吉永小百合 人生観が変わった超大物俳優との出会いを回顧 「もっと人間らしい生活をしなければと」
吉永小百合 Photo By スポニチ
 女優の吉永小百合(78)が1日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。人生観が変わったという俳優との出会いについて語った。
 この日は映画監督の山田洋次氏と共に出演。2人の出会いは51年前の映画「男はつらいよ」に吉永がマドンナ役で出演したことがきっかけだとした。

 司会の黒柳徹子が「吉永さんは、渥美さんとの出会いで人生観が変わったとかってお話をうかがったんですけれども、そうですか」と主演の渥美清さん(1996年死去)との出会いについて尋ねると、吉永は「渥美さんがアフリカにいらしたことがあるんですね」と語り出した。

 山田監督が「あの頃ね。よくアフリカに好きでいってらしたねえ」と続けると、吉永は「で、テントの中から用を足すために外に出たら、上を見上げたら満点の星、降るような素晴らしい星だったって。で、もう凄く感動して」と渥美さんの話を回顧。山田監督も「星が音をたてて、星が落ちる音がする、そんなことを言ってましたよね」と続けた。

 吉永は「その話を聞いたら、私もこのまま忙しくバタバタしてちゃいけない、もっと人間らしい生活をしなければというふうに思いまして、それからちょっと自分の方針を変えて、しばらく休んでもう1回やり直そうというふうに思ったんですね」と明かした。

 黒柳が「いい影響」と話すと、吉永は「本当にそうですよ。渥美さんのようにね。渥美さんだってお忙しかったに違いないんですけど、やっぱりそういう合間を縫って本当の自然を感じたり、いろんな所に行ってらっしゃいますよね。たくさんのいろんな素晴らしい作品を見たり、都はるみさんのショーにいらしたり、そういうことをしていらして」としみじみと話した。

 山田監督は「だからあの映画は、日本中のサユリストを絶望させたんですね」と冗談めかして話したものの、「でもロケ先であの頃はいつも夜、昼間に集まってワイワイワイワイ夜遅くまでいろんな話をね、特に渥美さんがいると、渥美さんにいろんな面白い話を聞いてワーワーワーワー笑ってね。そういう一つのエピソードですよね。アフリカの話をみんなで聞くという」と当時を振り返った。

 黒柳が「吉永さんは当時とっても忙しくて、1週間なのに8日撮影しているって言われたぐらいだったんですって」と語ると、吉永は「はい。そうですね、東京で4日間、京都で4日間の仕事してた時があって。もうとんでもないことで。それで声が出なくなってしまったんですね。ストレスで」と告白。

 「で、『男はつらいよ』に出演した時もあんまり出なくってご迷惑をかけてしまったんですけれども、そういう生活からもっと人間らしい生活をしなきゃいけないっていうことを、渥美さんが気づかせてくださったし、山田組の雰囲気が、そうさせてくれたと思います」と言い切った。

 また、渥美さんに出会ったのは結婚の1年ほど前だったとし、影響があったと言われると、「はい。渥美さん、披露宴の時も来てくださって、うれしかったんですけど、その後も監督が試写室でいろんな映画を見る時に呼んでくださるんですね。で、チャップリンの『街の灯』を見る時、渥美さんもいらしてて。素晴らしくて。そういう機会が何度もあって」と懐かしそうに話した。

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