上島竜兵さん妻　結婚を機に芸能界から退いたワケ「竜ちゃんが光で、私は陰で支えようと」

　ものまねタレントの広川ひかる（52）が、1日放送のTBS系「中居正広の金スマスペシャル」（金曜後8・00）に出演し、昨年5月に死去した夫の「ダチョウ倶楽部」上島竜兵さん（享年61）との結婚に至ったいきさつを語った。 　20歳の時、10歳上の上島さんからの突然の告白で、交際をスタートすることになった広川。自身はものまね界の人気者になり、仕事が順調な一方、ダチョウ倶楽部はまだ芸人として生きる道を模索している最中だった。

　ある日、広川は上島から突然、プロポーズ受けたという。交際開始からわずか2週間のことだった。「20代前半の私は、結婚なんて考えてませんでした」という広川に、上島さんはことあるごとに自身の思いを伝え続けてきたという。

　交際から3年、ダチョウ倶楽部にも転機が訪れた。お笑い特番「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ！！」に出演。体を張った先輩芸人たちの姿を目の当たりにし、自分たちもリアクション芸を磨く決意をした。同番組から誕生した「聞いてないよォ」は、93年に流行語大賞の大衆語部門で銀賞を受賞。3人が繰り出す笑いは、バラエティー番組には欠かせない存在になっていた。

　一方の広川も、仕事こそ順調なものの、ある思いが芽生えていたという。「一家に同じジャンルが2人いるのは、私は良くないと思う。表に出る人間で、しかも同じお笑いが家に2人いると、絶対うまくいかないと思うんで、竜ちゃんが光で、私は陰で支えようと思った」。94年、結婚を機に、広川はいったん芸能界から身を引き、上島さんのサポートに回ったことを明かした。

　仕事を続けるかどうか、広川も「悩む時期があった」という。上島さんに相談すると、「“ひかるちゃんは向いてないから辞めた方がいいんじゃない」という返事。しかし、「後で聞いたら、“結婚して欲しいからそう言った”って」と明かされたことをぶっちゃけていた。