芸能界のバスケファンも歓喜!麒麟・田村裕「日本代表にとてつもない化学反応が生まれた」

　バスケットボール男子W杯で日本代表が48年ぶりに自力で五輪切符をつかんだことを受け、芸能界のバスケファンには歓喜の輪が広がった。「週8でバスケする」と公言するお笑いコンビ「麒麟」の田村裕（43）はスポニチ本紙の取材に「渡辺雄太選手の覚悟が日本代表を一つにした」と大興奮だった。 　田村は「JPN」と書かれた赤いTシャツを着用し、カボベルデ戦をテレビ観戦。第4Qの最終盤に点差を詰められると、ハラハラした面持ちで見守った。試合が終わり、選手たちが喜びを爆発させると「マジでうれしい。あそこにいたかったな」とつぶやいた。

　田村が今大会を通じて最も注目した選手に挙げたのは渡辺だ。大会前に「このチームでパリ五輪に行けなければ代表引退」を宣言しており「厳しいNBAの世界で結果を残してきた渡辺選手がそれを言うということは“俺たちは戦える”という決意の表れだったと思う」と指摘。「トム・ホーバス監督が持ってる個々の力を引き出す能力に渡辺選手の覚悟が乗っかって、日本代表にとてつもない化学反応が生まれた。フィンランド戦もベネズエラ戦も全選手が諦めずに奇跡の逆転につながった」と熱弁した。

　自身は1次リーグ最終戦のオーストラリア戦を沖縄で観戦し「熱気が凄かった」と回想。パリ五輪出場を決めたこの日を「日本でのバスケ人気を決定づけた」と位置付け「世界への扉についに足を踏み入れた。野球、サッカー、ラグビーのように、国民的に代表戦が注目されるステージに到達した感じがする。この瞬間を見届けられてよかった」と感慨に浸った。

　NBAやBリーグはこれからシーズンに入る。「肉体的には本当にしんどいと思うけど、W杯で苦しい試合を経験した分だけ、選手たちはとてつもなく成長していると思う」と期待。日本代表の試合が劇的な展開続きだったことから人気漫画「スラムダンク」と重ねるファンも多かったが「日本のBリーグでもこれだけ熱い試合が行われているので、気になった選手をぜひ皆さんに生で見てほしい。全国にチームがあるので近くの会場に一度足を運んでみてください」とアピール。芸能界随一のバスケファンとして、パリ五輪に向けて「本番でも日本中が熱狂できるような試合を楽しみにしています」とエールを送った。　（安田　健二）

　≪中村昌也　宮古島に招待する≫学生時代にバスケ部で活躍した俳優の中村昌也（37、写真）は「こんな日がいつか訪れると信じていたので感動しました。次のステージに進んだ日本バスケット、まだ課題はありますが、これからホンマに楽しみです」と喜びを爆発させた。

　今年、宮古島に移住し、現地でバーの店長を務めている。渡辺とは親交があり「最高のご飯と宮古島への夫婦での旅行券を贈りたいと思います」とプレゼントする意向。沖縄で生観戦はできなかったが「パリには必ず行きたい。僕がパリに行く間のバイトも募集してます」と笑いを誘った。