吉永小百合　共演して印象的だった伝説の俳優を明かす　「握手して…」「お互いに気持ちが通い合って」

　女優の吉永小百合（78）が3日放送のフジテレビ「ボクらの時代」（日曜前7・00）に出演。共演して印象的だったという俳優について語った。 　この日は現在公開中の山田洋次監督の映画「こんにちは、母さん」で共演している俳優の大泉洋、タレントのYOUと共にトークを展開。YOUから「小百合さんが今までいろんな方と共演されてきて、印象的だったり、びっくりしたっていう方…」と問われると、吉永は「松田優作さん」と回答した。

　吉永は共演前に「スタッフかなんかがちゃんとやらなかったっていうので、鉄拳を見舞わせちゃったらしいんですよ。優作さんがね」という話を聞いていたとし、共演が決まった当時は「“えーっ、そういう方とやるの？いやどうしよう”って感じだったんですけどね。いらしたら、なんかそういうんじゃなくて」と語った。

　当時吉永は「（作家の）野坂昭如さんが選挙に出られて、これは応援しなきゃって思って応援演説みたいなのに行ったんですよ。新潟までね」と明かした。するとその後、台本読みで松田さんと顔を合わせると、「握手して、“素晴らしいです”って言ってくださったんですよ。なんか（台）本読みの日に。優作さんが。それを知って」との出来事があったとした。

　「それでなんかこうお互いに気持ちが通い合って。凄く気持ちが一緒に芝居してるとこう、高揚して、また次もやりたいなあと思ってたら亡くなって。残念でした」と振り返った。