亀井正貴弁護士 ジャニーズ性加害問題の会見「1番問題なのは社名…人権侵害をするような企業との取引は」

2023年09月08日 09:29

芸能

亀井正貴弁護士 ジャニーズ性加害問題の会見「1番問題なのは社名…人権侵害をするような企業との取引は」
テレビ朝日 Photo By スポニチ
 元大阪地検検事の亀井正貴弁護士が8日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に都内で開いた会見についてコメントした。
 会見では藤島ジュリー景子社長が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」(東山)の補償も行うとした。ジャニー氏の性加害問題については「人類史上、最も愚かな事件」と厳しく追及。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

 会見には、昨年10月に事務所を退社した滝沢秀明氏の後任として「ジャニーズアイランド」の社長に就いた井ノ原快彦も出席した。

 亀井氏は「この体制でやっていけるのかなと思いました。当面は仕方ないかと思うんですけども、1番問題なのは社名の問題」と指摘。「おそらくジャニーズという社名は、のれんとして、もしくはブランド名として経済的価値があると考えたと思うんですが、今、人権侵害をするような企業との取引は、他の取引相手からすると、もうできない時代。特に国際的にはさらにその要請が強まっていますから、もう変えていかざるを得ないと思う」と言い、「あと東山さんの経営の能力の問題もありますが、当面はジャニーズを知っているという観点からすると、もしくは代表取締役を引き受ける人がはたしているのかという点からすると、当面はやむを得ないと思います」と自身の考えを述べた。
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