和田アキ子　ジャニーズ・東山新社長の芸能活動「年内までやるんだ」「今より大事なことなのかな」

　歌手の和田アキ子（73）が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに1000回」（土曜前11・00）に生出演。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に開いた会見について言及した。 　和田は「ジャニーズ事務所のことですけど、これはね、私たちが何か意見を言うことではないと思うんですよ私。本当に」とコメント。「会社で決めて、弁護士さんも話して。これから被害に遭われた方に対してどれだけの誠意を見せられるかっていうことだから、それに対してのなんやかんやこうした方がいい、ああした方がいいっていうのは。もう部外者の私たちが言うべきことではないと思うのよ」と続けた。

　「ただ一つ思うのは、東山くんって言うか、もう社長になったから、（東山）“さん”でいいのか。“新社長、年内で引退します、表舞台から引退します。年内までやるんだ”っていう。テレビは先週の日曜日で降りたっていうけど、ディナーショーとか舞台とかあるって。それは今（社長業）より大事なことなのかなっていう。なんかよく分かんないけど」と違和感を口にした。

　さらに「まあでもそれでジュリーさんも取締役社長だったんだっけ。で、社長じゃなくなったんでしょ。何が違うの」と疑問とした。アシスタントのフリーアナウンサー・垣花正が「それは結構指摘する方もいましたね。取締役には残るし、株式100パーセント持ってるってことが変わらない以上、これは事実上藤島ジュリー景子さんが…」と語ると和田は「でも株持ってるってことはお金持ってるんだから、補償のためのお金はジュリーさんからしかね。あとはうちらのコメントする場合じゃないような気がします」と言い切った。

　会見では藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。今後は年内でタレント業を引退し、被害者対応に当たる。2017年10月からメインキャスターを担当していたテレビ朝日「サンデーLIVE!!」（日曜前5・50）を3日の出演を最後に降板していたことも明かした。

　また、注目された「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

　4時間12分に及ぶ会見後には、複数のCMスポンサーが撤退の検討やジャニーズ所属タレントの起用見送りを発表。東山がどう立て直していくのか、その手腕に注目が集まる。