徳光和夫　ジャニーズ会見への“具体性ない”批判に反論「かなり具体性を帯びた謝罪会見だった」

　フリーアナウンサーの徳光和夫（82）が9日、パーソナリティを務めるニッポン放送「徳光和夫　とくモリ！歌謡サタデー」（土曜前5・00）に生出演。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に行った会見について言及した。 　気になったニュースとして「触れないわけにはいかない」としてジャニーズ事務所の会見について取り上げた徳光。「特に印象的だったのが新社長になりました東山さんの“人類史上最も愚かな事件だと思う”とジャニー喜多川さんを断罪したこと。もう１つはもしジャニーさんが生きていたらという質問に、“この場に来て謝罪してもらいたい”と。（藤島）ジュリーさんも東山さんも口角をしめて発言していたことが大変印象的だった」と振り返った。

　一部では「具体的に何も出てこなかった」との批判の声もあることに触れ「そんなことはなかったと僕は思った」と自身の見解を示し「彼らが何を指して、具体的に出てこなかったと言っているのか、僕はちょっとわからなかった。かなり具体性を帯びた謝罪会見だったのではないかと思えてなりません」と指摘した。

　会見では藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。今後は年内でタレント業を引退し、被害者対応に当たる。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

　4時間12分に及ぶ会見後には、複数のCMスポンサーが撤退の検討やジャニーズ所属タレントの起用見送りを発表。東山がどう立て直していくのか、その手腕に注目が集まる。