村西とおる監督 80年代に性被害告白の故・北公次さんへ思い「公ちゃんの名誉は回復できたよ」

2023年09月09日 23:23

芸能

村西とおる監督 80年代に性被害告白の故・北公次さんへ思い「公ちゃんの名誉は回復できたよ」
映画監督の村西とおる氏 Photo By スポニチ
 AV監督の村西とおる氏(75)が、9日放送のTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)にVTR出演し、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題についてコメントした。
 7日に事務所が開いた会見では、藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。今後は年内でタレント業を引退し、被害者対応に当たる。会見を受け、複数のスポンサー企業が同事務所所属のタレントの広告起用を見送る方向性を示している。

 元「フォーリーブス」のメンバーで、1980年代にジャニー氏からの性被害を告白した故・北公次さんの思いを受け、村西氏はジャニー氏の罪を暴露するビデオを発売。しかし、大きな話題になることはなかった。命を懸けて公表した北さんの無念さに、村西氏は「気の毒で仕方がなかった」と回想。「自殺未遂を2回も、やっぱりしたんだろうなと思って。怒りですよ。こんなのは許せないなと」と、憤りをあらわにした。

 それから30年以上の時がたち、ジャニーズ事務所が性加害を認め、謝罪した。しかし、北さんは12年に肝臓がんで死去。生前に無念を晴らすことはできなかった。

 村西氏は「公ちゃん、良かったね。自殺未遂して人生ボロボロになってこの世を去って行ったけど、公ちゃんの名誉は回復できたよ。あだを取ってやったよ。頑張りが実って良かった」と、天国の北さんに呼びかけた。その上で、「ジュリー景子さんが公ちゃんのお墓に行って、“申し訳ございません”と言って、しかるべき弁済金、補償金をしてくれることを夢見ています」と願いを込めてコメント。「それまではね、追及の手を緩めませんよ」と覚悟を口にしていた。
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