「サンデーLIVE」東山降板から初放送　ジャニ会見触れず　テレ朝回答「制作過程は…」「サタデー…」も

　テレビ朝日「サンデーLIVE！！」（日曜前5・50）は10日、ジャニーズ事務所の新社長就任に伴い、「少年隊」の東山紀之（56）が降板してから初めて放送を迎えたが、7日に東山も出席した同事務所の会見について報道しなかった。 　理由をたずねるスポニチ本紙の取材に同局は「番組の制作過程については、従来お答えしておりません」と回答した。

　同局は前日9日の「サタデーSTATION」（土曜後8・54）でも扱っていない。

　「サンデーLIVE」は東山が2017年10月から約6年にわたって同番組のメインキャスターを務めてきたが、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、退任した藤島ジュリー景子氏の後任として5日付で社長に就任した。このため、前週3日の放送の出演をもって降板となったが、この時の番組内では視聴者へのあいさつや告知はなかった。

　この日の番組では冒頭で、これまでサブキャスターを務めていた野上慎平アナウンサー（39）が「皆様もご存じの通り、東山さんはジャニーズ事務所の社長に就任されまして、番組降板の申し入れがありましたので、本日は私が務めさせていただきます。よろしくお願いします」とやや緊張したような面持ちであいさつ。その後、コメンテーターら出演陣に「よろしくお願いします」と頭を下げ、「このチームワークで頑張りましょう！」と呼び掛けた。

　だが結局、東山が新社長として臨んだ7日のジャニーズ事務所の会見は報道しないまま番組は終了。エンディングで野上アナは「いろいろありましたけれども、今日もこの番組を選び、最後まで視聴してくださいましてありがとうございました」と頭を下げていた。