小倉智昭氏「忖度じゃなく常識みたいに」　ジャニーズとの仕事「反旗翻したらおそらく…そういう世界」

　キャスター・小倉智昭氏（76）が11日、文化放送「くにまる食堂」（月～金曜前11・00）に出演。ジャニーズ事務所をめぐる忖度について語った。 　所属タレントへの性加害が認められた事務所創業者の故ジャニー喜多川元社長と、食事した経験がある小倉氏。「長い歴史の中で日本の男性アイドルっていうものを誕生させて、あそこまで力を持った事務所になったわけじゃないですか。その権力たるやすごかったし。ジャニーさんと食事したりしたこともある。芸能界に対する思いも強かったし、少年たちに対する愛もかなり感じてはいました」と振り返った。

　「ただ、事務所がどんどん力をつけていって、我々もその中に巻き込まれていったじゃない。だって番組にジャニーズが出る場合は、他の韓国のタレントは出ないとかね。ジャニーズが頭と最後をやって、韓国のアーティストは生じゃ来なくてVTRであるとか。そういうことがずっと起こってた」と言い「忖度じゃなくて常識みたいになってた」と説明。

　「僕は嵐と一緒に仕事をしてた。もしも反旗を翻したとしたら、おそらく番組をクビになってる。本当にそういう世界なのよ。それに対してクレームをつけないっていうのはだらしないとは思うんだけど、巻き込まれちゃってるとズブズブになってるっていう感覚はあるんだよな。ジャニーズに関してはみんなそう」と述べた。