尾木ママ、ジャニーズ社名継続の問題点を指摘「企業はタレントさんを使えないのでは?」

2023年09月12日 16:55

芸能

尾木ママ、ジャニーズ社名継続の問題点を指摘「企業はタレントさんを使えないのでは?」
教育評論家の尾木直樹氏 Photo By スポニチ
 “尾木ママ”の愛称でおなじみの教育評論家・尾木直樹氏(76)が、12日までに自身のブログを更新。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題について言及した。
 国際的にも問題となっている性加害問題。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受け、事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。しかし、所属タレントを広告に起用している各企業が契約の見直しに踏み切るなど、波紋を広げている。

 会見の中で東山新社長は、「ジャニーズ事務所」の屋号を現状、変えない方針を示した。

 これについて尾木氏は「ジャニーズの社名は是非廃止すべき!」と断言。「社名は当面変えない旨の見解が示されましたが、これは【被害者】に少しも寄り添っていない判断基準じゃないでしょうか?ジャニーズの社名を耳にするたびにどんなに辛いことでしょうか!」と語気を強め「忌まわしい場面がフラッシュバックして苦しめるのです」と説明。「社名変更は被害者への寄り添いの第一歩なのです」と記した。

 さらに、「グローバルな視点からみると人類史上も稀に見るような加害を犯した方の名を冠したままの企業との関係を持続するはずがありません」とし、「CMやアンバサダーなどではジャニーズのタレントさんを使えないのではないでしょうか?」と、屋号の継続によってタレント起用を見送る企業もあると指摘。「是非 社名については当事者やグローバル視点 つまり、人権尊重と人間の尊厳を守る姿勢を確立したいものですねーー」と、自身の見解を記した。

 また、教育者の立場から「今ジャニーズ問題がすごく語られていますが 1番大切な視点は『こどもの人権』の尊重ではないでしょうか?」と疑問視。「『児童の権利条約』や『日本国憲法』の精神からこどもの【人権を守る】視点を貫かないと、、社会を広げた落ち着いた議論も大切ではないでしょうか?」と提案し、「みなさん どう思いますか?」と意見を求めた。
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