北村弁護士、DJ SODA性加害は「主催者側の最大の落ち度じゃないか」警備の責任に言及

2023年09月13日 14:48

芸能

北村弁護士、DJ SODA性加害は「主催者側の最大の落ち度じゃないか」警備の責任に言及
北村晴男弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の北村晴男氏(67)が、12日までに公式YouTubeチャンネルを更新。8月に大阪府泉南市で行われた音楽イベントで、韓国の著名女性DJの「DJ SODA(ソダ)」の胸などを触ったとして、イベント主催会社が不同意わいせつと暴行容疑で観客の男女3人を告発した事件について言及した。
 8月13日に行われた野外音楽イベント「MUSIC CIRCUS’23」に参加したSODAは、パフォーマンス中、いずれも20代とみられる男女3人に胸を触られたり、抱き付かれたりした。イベント主催会社は男女3人を告発。その後、大阪府阪南市と福岡県北九州市に住む20歳の男性2人が府警に出頭した。

 この件について、北村氏は「加害者側は、故意に触ったことを認めている。起訴すると仮になった場合、略式起訴として罰金刑になるか…不同意わいせつ罪は罰金刑はないので、起訴となるか」と今後の選択肢を説明。「そうすると、検察側は真剣に考えるわけです。弁護側が、露出度の高い服で観客に近寄って行ったあなたの責任もあるのではないかと。そうすると、起訴したけれども負けるというリスクもあるので、真剣に考える。そこで、“示談にしたらどうか”という提案をすると思います」と、「略式起訴で罰金刑」「起訴」「示談」の可能性があると説明した。

 「イベント会社、警備の責任は?」という質問については、「私も最初に思ったのが、DJ SODAさんがどう思っていたかはさておき、イベント主催者側がこういうことをさせたとすれば、観客にここまで近づいていくことをOKしていたとすれば…これはもう、主催者側の最大の落ち度じゃないかと思いますね」と、危機管理を怠った主催者側に責任があると追及した。

 続けて「損害賠償請求なんかをされた時は、イベント主催者側の落ち度が一番大きいよねという主張が、民事裁判ではされる可能性があります」と指摘。「そんなところに、金儲けのためにタレントさんを行かせたんだったら、それはイベント会社の責任だろうと。民事訴訟ではそういうところが争点になると思いますね」と推測した。

 この動画には「高い柵をして区画を分けてるのに、なんで脚立まで持って来て興奮状態の人間に近づいたの?これ凄く重要だと思うんですよね」「勉強になります」「時間が経過してしまいましたが、この件でテレビに呼ばれたら討論してほしいです。本当にクリアになりました」と、さまざまなコメントが寄せられた。
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