羽生会長「重要な拠点」谷川17世名人「幾多の名勝負を」藤井7冠「非常に楽しみ」新関西将棋会館地鎮祭

2023年09月13日 16:47

芸能

羽生会長「重要な拠点」谷川17世名人「幾多の名勝負を」藤井7冠「非常に楽しみ」新関西将棋会館地鎮祭
新関西将棋会館建設予定地地鎮祭に参列した棋士ら(前列左から)藤井聡太王将、羽生善治日本将棋連盟会長、谷川浩司17世名人(撮影・我満 晴朗) Photo By スポニチ
 大阪府高槻市に来年秋完成予定の新関西将棋会館地鎮祭が13日、建設予定地で行われ、日本将棋連盟の羽生善治会長(52)、谷川浩司17世名人(61)藤井聡太王将(21)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=らが参列した。
 新会館はJR高槻駅前に建設予定で、建築面積は529・28平方メートル、延床面積は1984・31平方メートル。5階建で、対局場のほかに道場や多目的室も備える。最上階の5階は特別対局室となる。

 ▽羽生会長のあいさつ 関係各位のご尽力により、無事地鎮祭を執り行うことができました。新会館は関西地域のみならず、西日本全体を統括する将棋連盟の大きく重要な拠点となります。約1000年の歴史を誇る将棋にとって同じく縄文時代から現代に至るまでのたくさんの遺跡が存在する高槻市に移転が決まりましたことは、大変な名誉であり、大きな誇りでもあります。一刻でも早く地元の皆さまと深い交流が持てるように努力を続けて参ります。

 ▽谷川17世名人のあいさつ 天候にもよりますが、工期は約13カ月とうがかっております。竣工は来年の10月ということになりますでしょうか。その後に対局に影響がないよう移転することになります。連盟創立100周年を迎えます来年中にこちらに移転できればと考えております。この高槻の地で、また幾多の名勝負が繰り広げられますように、また将棋道場やイベントスペースなどもありますので、将棋ファンの方に気軽にお越しいただけるような場所にするよう、私たちも努力をしていきたいと思っています。

 ▽棋士代表・藤井王将のあいさつ 地鎮祭もつつがなく終了いたしまして、これから工事がいよいよ始まっていくということで、非常に楽しみにしております。この新会館の建設におかれましては高槻市様に多大なご協力をいただきました。ありがとうございます。また設計と施工を担当いたします大成建設様、プロジェクトマネジメントをご担当いただくアルパック様はじめ、関係各位の皆さまに厚く御礼申し上げます。工事の安全と、新しくできる会館が将棋ファンの皆さまに長きにわたって愛される場所になることを願っております。私自身も新会館で対局出来る日をとても楽しみにしております。

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