河西邦剛弁護士 ジャニーズの出演料などの発表に「数百人、数千人の性加害事件…まずは原因究明が必須」
2023年09月14日 14:32
芸能
7日に事務所が会見を行って以降、大手企業が相次いでタレントの広告起用を見直す方針を明らかにしている。
MCの恵俊彰が「この問題は、背景にあるのが、所属している事務所が今回、オーナーだったような方がいわゆる性加害をずっと続けてきていたという問題と、一方ではそこのタレントさんたち、要するに事務所に関係なく個人で頑張ってきたという背景がある。これをどう成り立たせるのかってことだと思うんですけど、いかがなんでしょうか?」と聞くと、河西氏は「根本的に難しい問題で、まず前提となっているのが、ガバナンスの問題。報告書からも記者会見の中でも言われている」と指摘した。
そして「いわゆる同族経営において今は藤島(ジュリー景子)氏が100%株主。そうなってくると、最終的に実行するかしないか、救済の問題もそうですが、全実権を握っている」とし、「それに対して企業の中で外部の目を取り入れていってガバナンスを強化していく、その先に良い企業になっていったよねっていったところから広告の回復とか、出演の回復とか、タレントさんたちからしてもクリーンになっていったよね、良い会社になっていったよねとなっていくのかなと思います」と話した。「根っこにあるのは、企業統治をどう考えていくのか。同族経営が何十年も続いていて、その中で戦後まれに見るような数百人、数千人の性加害事件が起こったわけですから、ここはまずは原因究明が必須になってきますね」と見解を述べた。