「らんまん」永守・中川大志、兵役も“生きた証し”万太郎支援のワケにネット感動「志が立派」

2023年09月15日 08:15

芸能

「らんまん」永守・中川大志、兵役も“生きた証し”万太郎支援のワケにネット感動「志が立派」
連続テレビ小説「らんまん」第120話。永守徹(中川大志)が万太郎に支援を申し出たワケは…(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第120話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第120話は早川逸馬(宮野真守)が連れてきた資産家・永守徹(中川大志)は、万太郎(神木隆之介)の図鑑の出版や標本の保存に投資をしたいと申し出る。そして、季節は夏から秋へ。竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)、藤丸(前原瑞樹)は酒蔵を買い取り、沼津へと移ることに。万太郎も“ある決意”を固める…という展開。

 養子として永守家に引き取られた徹。日本が文明国となることを願い、尽力したおじの遺志を受け継いだ今回の支援。あまりに大きな話に、万太郎と寿恵子は戸惑うが、永守は「人の命には、限りがありますから。私も、憂いのないうちに、おじの遺志を形にしておきたいんです」と打ち明けた。

 「私は陸軍に行くことになっております。私の家でしたら、然るべき金額を陸軍に納めたら、一年志願兵として兵役が短く済み、将校になる道もございます。ですが、そのようなことに金を使うよりも、おじが喜ぶことを」

 逸馬は「庭いじりが、お好きな方じゃったき。丹精込めて育てた庭で、季節ごと、草花を楽しんでおられての」と述懐。永守は「私も、花咲く庭で、誰もが楽しむ、そんな世が望みですから。先生へのご支援は、私にとっても生きた証しとなります」と頭を下げた。

 万太郎は「まっこと、ありがたいお話…ですけんど。生きた証しら、どうかおっしゃらんとってください。兵隊に行かれるのであれば、私は待ちます。あなた様のお申し出、本当に勇気づけられました。あなた様がお戻りになられるまで、私は図鑑の準備を懸命に進めちょきます。植物標本も、散逸せんよう守り抜きます」と寿恵子と頭を下げた。

 逸馬は「ええのう、先を照らす約束があるがは。のう、徹さん!」――。

 SNS上には「永守さんの志が立派すぎる」「何と心持ちの素晴らしいパトロンよ…」「帰りを待つ、それまで懸命に図鑑の準備を進める。それぞれの希望が生まれた」などの声。視聴者の感動を誘った。
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