長嶋一茂　阪神・岡田監督は「選手の給料を上げるのはワシと…選手を平等に見て、平等にチャンスを与える」

　元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂（57）が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜前8・00）に出演。阪神が14日、18年ぶり6度目となる悲願のリーグ優勝を達成したことについてコメントした。 　優勝マジックを1としていた阪神は14日、巨人に4―3で勝利。先発の才木が6回まで無失点。力投に応えるべく、打線は6回に大山が先制犠飛。さらに佐藤輝の20号2ランで突き放した。才木は結局、7回1失点で降板。打線は7回にも1点を追加するなど、巨人を突き放し、投手陣は才木から岩貞、石井、島本、岩崎とつないで1点差で逃げ切った。

　球団最速優勝日だった03年の9月15日を1日更新する歴史的スピード決着で、前回18年前と同じ巨人を相手に、甲子園で歓喜の輪を作った。岡田彰布監督は、シーズン前から優勝を「アレ」と表現してきた。

　一茂は「岡田監督の采配って、例えばシーズン最初の方に完全試合やりそうな投手を代えたりとかいろいろあったんですけど、厳しいことは厳しいと僕は思うんですけど、選手一人ひとりを慮るというか、選手の給料を上げるのはワシやって公言してはばからない監督」と言い、「つまりどういうことが言えるかというと、選手を本当に平等に見て、平等にチャンスを与える」と話した。そして、「それに対して、ちょっと勝利から距離が空いてしまう人に対しては、例えば昨日本塁打を打った佐藤輝も2軍に落としたりしていますからね。そういう厳しい面もある。それで本人はあまり選手とはコミュニケーションを取らないらしいです。コーチが選手とコミュニケーションを取って、その意見を上げて岡田監督がいろいろ決断、判断するというようなチームらしいんです」と解説した。