市川團十郎が猿翁さん追悼「天翔ける心、それは貴方です」 楼門五山桐の共演「忘れられない」
2023年09月16日 02:27
芸能
続けて「三代目猿之助の叔父さん、まだまだ芝居を舞台に立ちたい気持ちがおありだったと思います。寝たきりの生活になっても、歌舞伎の事のみを考え夢見ていたお姿は忘れられない」と振り返った。
また「そしてお稽古をつけて頂いた思い出、、色々教えてもらいました。そしてあの時の楼門五山桐の共演も、感謝しかない、忘れられないです」と感謝を記した。
「あちらでも芝居を歌舞伎をなさるのだと思う。叔父さんのお気持ちはおそらく、まだ足りぬ 芝居 芝居で 来世まで、、ですよね、、」と故人の思いに馳せ、「天翔ける心、それは貴方です。心から心からお悔やみ申し上げます」と悼んだ。
猿翁さんは1947年に三代目市川團子を名乗り初舞台を踏んだ。63年に襲名した三代目市川猿之助として長く活躍した。68年の「義経千本桜 川連法眼館」で狐忠信の宙乗りに挑み、大きな話題を呼んだ。以後、宙乗りを数々の作品に取り入れ、5000回を超える偉業はギネスブックにも登録されている。