市川猿翁さんに歌舞伎界から追悼の声相次ぐ 團十郎「感謝しかない」 右團次「泣いた…泣いた…」
2023年09月16日 08:37
芸能
「あちらでも芝居を歌舞伎をなさるのだと思う。叔父さんのお気持ちはおそらく、まだ足りぬ 芝居 芝居で 来世まで、、ですよね、、」と故人の思いに馳せ、「天翔ける心、それは貴方です。心から心からお悔やみ申し上げます」と悼んだ。
「スーパー歌舞伎」で人気を集めた猿翁さん。1947年に三代目市川團子を名乗り初舞台を踏んだ。63年に襲名した三代目市川猿之助として長く活躍した。68年の「義経千本桜 川連法眼館」で狐忠信の宙乗りに挑み、大きな話題を呼んだ。以後、宙乗りを数々の作品に取り入れ、5000回を超える偉業はギネスブックにも登録されている。
市川右團次(59)は16日朝、自身のブログを更新。
猿翁さんの部屋弟子として歌舞伎の世界に飛び込み、40年以上澤瀉屋を盛り上げてきた右團次。「師匠のご逝去…」と書き出すと「昨夜…市川宗家の團十郎さんから連絡を…そしてご子息の中車さんからも…言葉もなく…ホテルで自分の顔を見つめた…泣いた…泣いた…そして思った…。今…この肩衣を着けられる幸せを…師匠との思い出は…永遠に尽きない…」と悲痛な胸の内をつづった。窓から見える朝日の写真を掲載し「今日も朝陽が昇る…ひたすら頑張ろう…師匠がずっと…されて来たように…師匠がずっと…その背中を見せて…下さったように……………右團次」と記した。